福岡県の志賀島にアオイガイが大量漂着!
広報・編集部の増沢です。
先日、昨年行った自然しらべ2012「貝がらさがし!」に参加してくださった方から、「今年は福岡県の海の中道公園(志賀島)で、数百もの、驚くほどの量のアオイガイを海岸で発見しました!」とのご報告をいただきました。
紙のように薄くて白く美しいアオイガイ。
時として冬に、西日本の日本海側に大量漂着することがありますが、この大量漂着には海水温の変化が大きくかかわっているといわれています。
今年は大量漂着の冬だったのかもしれません。
アオイガイ大量漂着の範囲が確認できれば、海の中で起きている変化を読み解く大きな大きなヒントになります。
▲漂着したアオイガイの殻(写真:志賀健司)
あなたの地域の海ではどうでしょうか?アオイガイ漂着情報がありましたら、ぜひNACS-J編集室までご連絡ください!!
特に九州北部から山陰、北陸地方の日本海側にお住まいの方、朝の海辺に出かけてみれば、きれいなアオイガイの殻や、もしかして中身がまだ入っているアオイガイも発見できるかもしれません。
アオイガイの中身、知っていますか? 貝の仲間じゃないんです。
アオイガイ(別名カイダコ)は二枚貝や巻貝の仲間ではなく、実はタコの仲間なんです!
▲漂着直後のアオイガイ。殻の中に入っているのはカイダコ(メス)。(写真:志賀健司)
会報『自然保護』No.528(2012年7・8月号)の連載コーナー:新・生命の輪では、「アオイガイで読み解く海の変化」と題して、アオイガイの生態などを詳しく紹介しました。
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