国立・国定公園特別地域の指定動物 第一次指定が行われました。
会報『自然保護』 2006年9/10月号より転載
これを受けて指定動物保護対策検討会がつくられ、「国立・国定公園特別地域内において捕獲等を規制する動物の選定要領」と「指定動物の選定に係る作業方針」を策定し、今回、第一次の指定種9種とその実施場所を決めました。2006年7月20日付で告示・施行されています。
第一次の指定は以下の通りです。
第一次指定動物9種とその実施場所
- タイマイ(西表国立公園、沖縄海岸国定公園の慶良間地域)
- アオウミガメ(霧島屋久国立公園の屋久島地域、西表国立公園、沖縄海岸国定公園の慶良間地域)
- アカウミガメ(霧島屋久国立公園の屋久島地域、西表国立公園、沖縄海岸国定公園の慶良間地域)
- オガサワラアオイトトンボ(小笠原国立公園)
- オガサワラトンボ(小笠原国立公園)
- ミヤジマトンボ(瀬戸内海国立公園の宮島地域)
- ウスイロヒョウモンモドキ(大山隠岐国立公園の大山蒜山地域および三瓶山地域、氷ノ山後山那岐山国定公園)
- タイワンツバメシジミの本土亜種(西海国立公園の平戸島・生月島地域)
- ミヤマシロチョウ(八ヶ岳中信高原国定公園)
(横山隆一・常勤理事)