8月18日、東大(東京)にて、「ユネスコエコパーク~綾がつかんだ世界との絆~」を開催します。
宮崎県の綾は2011年9月、日本としては32年ぶりにユネスコMAB(人間と生物圏)計画の生物圏保存地域(ユネスコエコパーク)に推薦されました。
今年7月9日―13日にパリで開かれるMAB国際調整理事会でその採否が決まります。
ユネスコMAB計画は貴重な自然を守るだけでなく、学術活動拠点であるとともに、自然を生かした地域の文化と伝統を重んじ(生物文化多様性)、持続可能な利用を奨励します。
1980年に登録されて「忘れられていた」4か所の既存登録地でも、今、MABを活用する動きがみられます。新規登録の動きも盛んです。
この集会では、改めてユネスコMAB計画を紹介し、MAB計画の世界戦略をユネスコから紹介いただき、綾がMAB計画を通じてつかもうとしているものを共有したいと思います。
地域にかかわる多くの市民、行政、環境団体、専門家、「6次産業」関係者、学術教育関係者など地域環境にかかわる方々のご参加をお待ちしています。
●開催要項●
日時:2012年8月18日(土)13:00~17:00
場所:東京大学農学部1号館8番教室
主催:日本MAB計画委員会
共催:綾町、総合地球環境学研究所地域環境知(ILEK)プロジェクト、日本自然保護協会
後援(いずれも交渉中):文科省、環境省、林野庁、てるはの森の会
問い合わせ・申し込み:
日本自然保護協会(NACS‐J) 担当:朱宮
〒104-0033 東京都中央区新川1-16-10 ミトヨビル2F
TEL:?03-3553-4104? (担当)
プログラム(予定)
13:00: 開会挨拶:鈴木邦雄(横浜国大・ユネスコ国内委員会)
13:00: 後援者挨拶
13:15: 共催者挨拶:綾町長
第1部 ユネスコMAB計画とは? :司会: 松田裕之(横浜国立大学)
13:20: 基調講演:ユネスコMAB(人間と生物圏)計画と日本における取り組み(仮):岩槻邦男(兵庫県立人と自然の博物館)
14:00: 休憩:
14:10: ユネスコMAB計画と世界の取り組み:講演者未定(逐次通訳)
14:40: ユネスコエコパーク活用の海外事例(仮):酒井暁子
14:55: 休憩:
第2部 綾のユネスコエコパークへの取り組み:司会:岡野隆宏(鹿児島大学)
15:05: 宮崎県綾町の自然と文化:河野耕三(綾町)
15:20: 綾ユネスコエコパーク登録までの経緯:朱宮丈晴(NACS-J)
15:35: 綾町の今後に向けた取り組み:中原修一(綾町)
15:50: 休憩
第3部 総合討論:新規登録の動きと既存地域の活性化:司会:松田裕之
パネリスト:佐藤哲(総合地球環境学研究所)、朱宮丈晴(日本自然保護協会)、南アルプス、只見町、志賀高原、屋久島、白山関係者(いずれも予定)
16:55: 閉会挨拶:鈴木邦雄(横浜国大・ユネスコ国内委員会)
17:00 :閉会