辺野古緊急合同調査レポート(速報)を発表!
『辺野古緊急合同調査レポート(速報)~生物多様性豊かな辺野古の海』(PDF/2.5MB)はこちら>>
調査結果の概略
- 辺野古の海草藻場では、海草類が常に安定的に生育している(2002年からの調査結果の比較)。
- 海草藻場は葉上性生物にとっても大事な生息場所である。多種の海草上に生息する種や特定の海草を好むと考えられる種などが確かめられ、多様な海草の存在が多種の貝類の生息を可能にしていると考えられる。クサイロカノコのような希少種やウネウキツボのような知見の乏しい種の生息域になっている。
- 今回はジュゴンが辺野古海域を利用している証拠を確認するにはいたらなかった。
辺野古海域の海草藻場488.3haのうち、この2日間で食み跡の調査できた範囲は約33.5haで、全体の6.86%である。この調査方法で海域全てをカバーすることは難しい。 - 5地点で少なくとも362種以上の表在性生物が確認され、海草藻場には海草藻場に特徴的な生物種が見られ、岸からサンゴ礁に向かって生物相が変化していく様子が確認された。
- 調査結果とⅠ字案を重ね合わせると、良好な海草藻場が埋め立てによって消失することに何ら変わりないことが分かる。
※なお、この調査は全国から寄せられた「自然保護寄付」によって実施しました。
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(大野正人/保護プロジェクト部)
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