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南硫黄島調査隊

2007.06.26
活動報告

南硫黄島は、過去に人が住んだ形跡もなく、現在は原生自然環境保全地域に指定されて、立ち入りも制限されている島です。
自然環境調査は昭和11年と昭和57年に行われたのみで、データが古いため、今回、植物、鳥類、昆虫、陸産貝類、爬虫類、両生類、海洋生物、地形・地質、そしてクライミングの専門家約25名が調査に向かいました。
NACS-Jからも保護・研究部の朱宮が、約3週間かけて調査に出かけています。現地での調査は順調にいけば約10日で終わる予定です。

計画書によると、東京から船で丸一日かかる小笠原の父島から、さらに漁船で17時間以上かかり、島内も急峻な地形、ものすごい暑さと、とても過酷な旅になるとのこと。
当然、携帯もつながらない南硫黄島からは、無線で隊員たちの様子を知らせる報告が小笠原に入り、そこから、「南硫黄便り」がメールでNACS-Jにも毎日送られてきています。
今日も、調査は順調に進んでいるようです。

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カレンダーの横に貼られた「南硫黄便り」

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父島出発前、大神山神社に調査の成功と安全をお祈り

(普及・広報部 田口裕美子)

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