「球磨川・川辺川のチスジノリ保全を」 熊本県知事らに要望書を提出
球磨川・川辺川合流点付近に生育する希少淡水産紅藻類の保全に関する要望書
2004年3月22日
熊本県知事 潮谷義子 殿
錦町町長 園田耕輔 殿
人吉市長 福永浩介 殿
文化庁長官 河合隼雄 殿
環境大臣 小池百合子殿
国土交通大臣 石原伸晃 殿
(財)日本自然保護協会
理事長 田畑 貞寿
球磨川・川辺川合流点付近に生育する希少淡水産紅藻類の保全に関する要望書
当協会は、2000年より球磨川・川辺川において、アユやその餌となる珪藻をはじめとする河川環境の調査を継続してきました。2003年12月に、球磨川・川辺川の合流点付近において、希少淡水産紅藻類のチスジノリの生育を確認したことから、調査グループを結成し、市民の協力を得て調査をすすめたところ、別添報告書の通り、球磨川・川辺川合流点付近は、チスジノリ、オキチモズク、カワモズクなど、希少淡水産紅藻類が集中する重要な生育地であることがわかってきました。とくにチスジノリ、オキチモズクは、これまで天然記念物指定されている生育地に比較して規模が大きく、全国レベルの重要性を持った生育地であることがわかりました。関係各位におかれましては、この調査結果をふまえ、球磨川・川辺川の希少淡水産紅藻類の保全措置を検討するとともに、河川環境が将来にわたって持続的に維持されるよう下記の通り要望いたします。
- 熊本県知事、錦町町長、人吉市長は、熊本県レッドデータブックに掲載されている球磨川・川辺川周辺の希少淡水産紅藻類保全のため、県民・住民の淡水産紅藻類保全に対する関心を高めるとともに、国の天然記念物に指定されるよう国への働きかけをしていただきたい。
- 文化庁長官は、球磨川・川辺川の希少淡水産紅藻類の保全のため、熊本県、錦町、人吉市との協力関係を強化するとともに、国の天然記念物指定を検討していただきたい。
- 環境大臣は、環境省レッドデータブックに掲載されている種が集中していることから、熊本県、国土交通省との協力によって球磨川・川辺川の希少淡水産紅藻類の生育地の保全対策を検討していただきたい。
- 国土交通大臣は、球磨川・川辺川の淡水産紅藻類の調査を継続し、熊本県等との協力によって、球磨川・川辺川全体の河川環境が将来にわたって持続的に維持されるよう保全対策を検討していただきたい。
なお、天然記念物指定にあたっては、アユの瀬付き漁による河床管理が行われる中で、チスジノリの生育環境が維持されてきた経緯があることから、伝統的な河川利用が排除されないよう特段の配慮をお願いしたい。
(川辺川ダムに関して)
- 国土交通大臣は、球磨川・川辺川の淡水産紅藻類の既存の調査結果をできる限り公表し、川辺川ダム建設が希少淡水産紅藻類に与える影響に関する県民に対する説明責任を果たしていただきたい。
- 熊本県知事は、川辺川ダム建設による球磨川・川辺川の淡水産紅藻類への影響に関して国土交通省から県民に対する説明を求めるとともに、球磨川・川辺川全体の河川環境が将来にわたって持続的に維持されるよう国土交通省とともに保全対策を検討していただきたい。
2004年3月22日
熊本県知事 潮谷義子 殿
(財)日本自然保護協会
理事長 田畑 貞寿
球磨川・川辺川合流点付近に生育する希少淡水産紅藻類の保全に関する要望書
当協会は、2000年より球磨川・川辺川において、アユやその餌となる珪藻をはじめとする河川環境の調査を継続してきました。2003年12月に、球磨川・川辺川の合流点付近において、希少淡水産紅藻類のチスジノリの生育を確認したことから、調査グループを結成し、市民の協力を得て調査をすすめたところ、別添報告書の通り、球磨川・川辺川合流点付近は、チスジノリ、オキチモズク、カワモズクなど、希少淡水産紅藻類が集中する重要な生育地であることがわかってきました。とくにチスジノリ、オキチモズクは、これまで天然記念物指定されている生育地に比較して規模が大きく、全国レベルの重要性を持った生育地であることがわかりました。関係各位におかれましては、この調査結果をふまえ、球磨川・川辺川の希少淡水産紅藻類の保全措置を検討するとともに、河川環境が将来にわたって持続的に維持されるよう下記の通り要望いたします。
- 熊本県知事は、熊本県レッドデータブックに掲載されている球磨川・川辺川周辺の希少淡水産紅藻類保全のため、人吉市長、錦町町長等との協力によって、県民の淡水産紅藻類保全に対する関心を高めるとともに、国の天然記念物に指定されるよう国への働きかけをしていただきたい。
- 熊本県知事は、川辺川ダム建設による球磨川・川辺川の淡水産紅藻類への影響に関して国土交通省から県民に対する説明を求めるとともに、球磨川・川辺川全体の河川環境が将来にわたって持続的に維持されるよう国土交通省とともに保全対策を検討していただきたい。
2004年3月22日
錦町町長 園田耕輔 殿
(財)日本自然保護協会
理事長 田畑 貞寿
球磨川・川辺川合流点付近に生育する希少淡水産紅藻類の保全に関する要望書
当協会は、2000年より球磨川・川辺川において、アユやその餌となる珪藻をはじめとする河川環境の調査を継続してきました。2003年12月に、球磨川・川辺川の合流点付近において、希少淡水産紅藻類のチスジノリの生育を確認したことから、調査グループを結成し、市民の協力を得て調査をすすめたところ、別添報告書の通り、球磨川・川辺川合流点付近は、チスジノリ、オキチモズク、カワモズクなど、希少淡水産紅藻類が集中する重要な生育地であることがわかってきました。とくにチスジノリ、オキチモズクは、これまで天然記念物指定されている生育地に比較して規模が大きく、全国レベルの重要性を持った生育地であることがわかりました。関係各位におかれましては、この調査結果をふまえ、球磨川・川辺川の希少淡水産紅藻類の保全措置を検討するとともに、河川環境が将来にわたって持続的に維持されるよう下記の通り要望いたします。
- 錦町町長は、熊本県知事、人吉市長とともに、熊本県レッドデータブックに掲載されている球磨川・川辺川周辺の希少淡水産紅藻類保全のため、県民・住民の淡水産紅藻類保全に対する関心を高めるとともに、国の天然記念物に指定されるよう国への働きかけをしていただきたい。なお、天然記念物指定にあたっては、アユの瀬付き漁による河床管理が行われる中で、チスジノリの生育環境が維持されてきた経緯があることから、伝統的な河川利用が排除されないよう、文化庁長官に特段の配慮をお願いしています。
2004年3月22日
人吉市長 福永浩介 殿
(財)日本自然保護協会
理事長 田畑 貞寿
球磨川・川辺川合流点付近に生育する希少淡水産紅藻類の保全に関する要望書
当協会は、2000年より球磨川・川辺川において、アユやその餌となる珪藻をはじめとする河川環境の調査を継続してきました。2003年12月に、球磨川・川辺川の合流点付近において、希少淡水産紅藻類のチスジノリの生育を確認したことから、調査グループを結成し、市民の協力を得て調査をすすめたところ、別添報告書の通り、球磨川・川辺川合流点付近は、チスジノリ、オキチモズク、カワモズクなど、希少淡水産紅藻類が集中する重要な生育地であることがわかってきました。とくにチスジノリ、オキチモズクは、これまで天然記念物指定されている生育地に比較して規模が大きく、全国レベルの重要性を持った生育地であることがわかりました。関係各位におかれましては、この調査結果をふまえ、球磨川・川辺川の希少淡水産紅藻類の保全措置を検討するとともに、河川環境が将来にわたって持続的に維持されるよう下記の通り要望いたします。
- 人吉市長は、熊本県知事、錦町町長とともに、熊本県レッドデータブックに掲載されている球磨川・川辺川周辺の希少淡水産紅藻類保全のため、県民・住民の淡水産紅藻類保全に対する関心を高めるとともに、国の天然記念物に指定されるよう国への働きかけをしていただきたい。なお、天然記念物指定にあたっては、アユの瀬付き漁による河床管理が行われる中で、チスジノリの生育環境が維持されてきた経緯があることから、伝統的な河川利用が排除されないよう、文化庁長官に特段の配慮をお願いしています。
2004年3月22日
文化庁長官 河合隼雄 殿
(財)日本自然保護協会
理事長 田畑 貞寿
球磨川・川辺川合流点付近に生育する希少淡水産紅藻類の保全に関する要望書
当協会は、2000年より球磨川・川辺川において、アユやその餌となる珪藻をはじめとする河川環境の調査を継続してきました。2003年12月に、球磨川・川辺川の合流点付近において、希少淡水産紅藻類のチスジノリの生育を確認したことから、調査グループを結成し、市民の協力を得て調査をすすめたところ、別添報告書の通り、球磨川・川辺川合流点付近は、チスジノリ、オキチモズク、カワモズクなど、希少淡水産紅藻類が集中する重要な生育地であることがわかってきました。とくにチスジノリ、オキチモズクは、これまで天然記念物指定されている生育地に比較して規模が大きく、全国レベルの重要性を持った生育地であることがわかりました。関係各位におかれましては、この調査結果をふまえ、球磨川・川辺川の希少淡水産紅藻類の保全措置を検討するとともに、河川環境が将来にわたって持続的に維持されるよう下記の通り要望いたします。
- 文化庁長官は、球磨川・川辺川の希少淡水産紅藻類の保全のため、熊本県、錦町、人吉市との協力関係を強化するとともに、国の天然記念物指定を検討していただきたい。
なお、天然記念物指定にあたっては、アユの瀬付き漁による河床管理が行われる中で、チスジノリの生育環境が維持されてきた経緯があることから、伝統的な河川利用が排除されないよう特段の配慮をお願いしたい。
2004年3月22日
環境大臣 小池百合子 殿
(財)日本自然保護協会
理事長 田畑 貞寿
球磨川・川辺川合流点付近に生育する希少淡水産紅藻類の保全に関する要望書
当協会は、2000年より球磨川・川辺川において、アユやその餌となる珪藻をはじめとする河川環境の調査を継続してきました。2003年12月に、球磨川・川辺川の合流点付近において、希少淡水産紅藻類のチスジノリの生育を確認したことから、調査グループを結成し、市民の協力を得て調査をすすめたところ、別添報告書の通り、球磨川・川辺川合流点付近は、チスジノリ、オキチモズク、カワモズクなど、希少淡水産紅藻類が集中する重要な生育地であることがわかってきました。とくにチスジノリ、オキチモズクは、これまで天然記念物指定されている生育地に比較して規模が大きく、全国レベルの重要性を持った生育地であることがわかりました。関係各位におかれましては、この調査結果をふまえ、球磨川・川辺川の希少淡水産紅藻類の保全措置を検討するとともに、河川環境が将来にわたって持続的に維持されるよう下記の通り要望いたします。
- 環境大臣は、環境省レッドデータブックに掲載されている種が集中していることから、熊本県、国土交通省との協力によって球磨川・川辺川の希少淡水産紅藻類の生育地の保全対策を検討していただきたい。
2004年3月22日
国土交通大臣 石原伸晃 殿
(財)日本自然保護協会
理事長 田畑 貞寿
球磨川・川辺川合流点付近に生育する希少淡水産紅藻類の保全に関する要望書
当協会は、2000年より球磨川・川辺川において、アユやその餌となる珪藻をはじめとする河川環境の調査を継続してきました。2003年12月に、球磨川・川辺川の合流点付近において、希少淡水産紅藻類のチスジノリの生育を確認したことから、調査グループを結成し、市民の協力を得て調査をすすめたところ、別添報告書の通り、球磨川・川辺川合流点付近は、チスジノリ、オキチモズク、カワモズクなど、希少淡水産紅藻類が集中する重要な生育地であることがわかってきました。とくにチスジノリ、オキチモズクは、これまで天然記念物指定されている生育地に比較して規模が大きく、全国レベルの重要性を持った生育地であることがわかりました。関係各位におかれましては、この調査結果をふまえ、球磨川・川辺川の希少淡水産紅藻類の保全措置を検討するとともに、河川環境が将来にわたって持続的に維持されるよう下記の通り要望いたします。
- 国土交通大臣は、球磨川・川辺川の淡水産紅藻類の既存の調査結果をできる限り公表し、川辺川ダム建設が希少淡水産紅藻類に与える影響に関する県民に対する説明責任を果たしていただきたい。
- 国土交通大臣は、球磨川・川辺川の淡水産紅藻類の調査を継続し、熊本県等との協力によって、球磨川・川辺川全体の河川環境が将来にわたって持続的に維持されるよう保全対策を検討していただきたい。