第4話 里やまワークショップの開催
10月7日、NACS-Jと環境省の共催で、「アジアにおける里やまSATOYAMA」のワークショップを開催しました。
アジアの里やまの自然とその保全について、日本から石井実さん(大阪府立大学)、韓国からホン・スンキさん(木浦大学)、インドネシアからデディ・ダルネディさん(インドネシア生物科学研究センター)に報告してもらいました。
日本の発表では、NACS-Jが取り組んでいる市民によるモニタリング調査についても報告しました。
韓国では日本の里やまにあたることをマウル(村)ということ、インドネシアでも奥山があり、田畑があり、集落があるなど、日本の里やまと類似した持続的な土地利用があることが分かりました。
アジア以外の国からの参加者から、拡大する竹林の管理についての質問や意見が出されるなど活発に交流することができました。
アジアで連携して農と結びついた地域生態系と持続可能な人々のくらし、その保全の手法と考え方などを世界に広げ、生物多様性保全に貢献できればと思います。
ワークショップの様子
(保全研究部 開発)