COP10 21日 NGOの動き
21日、本日、COP10の国際子ども環境会議に集まる世界の子どもたちに、特別講義を行いました。NACS-JのAKAYAプロジェクトに支援をいただいている(株)ニコンが、赤谷の森の生きものの営みを紹介した冊子『赤谷ノート』を制作しました。今回の特別講義では、この赤谷ノートを活用して、赤谷の森の生物多様性を通じて、私たちが自然とどんな関係をつくるべきか一緒に考えました。
(出島誠一/保護プロジェクト部)
NACS-Jのブースに会員や自然観察指導員の方が多く訪れて下さっています。ありがとうございます。明日から記帳できるノート設置しますので是非メッセージも寄せて下さい。
ここ数日の報道を見ていても、国内の地域NGOグループが頑張っている様子が、ほとんど伝えられていません。場内にいる知り合いの記者さんたちを捕まえて、注目して欲しい沖縄辺野古の問題や山口県の上関のこと、SATOYAMAイニシアティブに農水省が全然絡んでいこうとしていないことなど伝えて、記事にしてもらうよう働き掛けています。
それからNACS-Jも運営委員であるCBD市民ネットが、新戦略計画がより野心的な目標になるよう26日まで以下のように署名を呼びかけています。ご協力をお願いします。
(大野正人/保護プロジェクト部)
よりよい「愛知・名古屋戦略計画」のために
「CBD-COP10/MOP5 CSO宣言」にあなたのご署名を!
CBD-COP10/MOP5 CSO宣言
私たち、2010年10月11〜29日愛知県名古屋市で開催された生物多様性条約(CBD)第10回締約国会議(COP10) およびカルタヘナ議定書第5回会議(MOP5)に参加した市民団体は、生物多様性条約締約国が、下記を含むより意欲的な新戦略計画を採択することを求め、目標達成のために自ら行動することを宣言します。
1.一刻も早く生物多様性の減少を止めるため、 もっとも意欲的で目標を設定すること。
2.生物多様性が国際社会、各国、および地域において主流化され、各国の国内法制度に融合され 、新戦略計画が統合的施策によって実行されること。
3.国を越えた連携を促進し、課題に適した資金と人材育成に資する国際合意が作られること。
4.先住民、地域共同体、女性、子どもなど、生物多様性の担い手全ての参加が保障されること。
5. 地域ごとの経験を共有し、生物多様性を守る知恵を国と世代を超えて伝えることの価値を認識し、守ること 。
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連絡先:CBD市民ネット
柏木 実 minoru_kash@nifty.com
古南 幸弘 kominami@wbsj.org
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※CSOとは…Civil Society Organizationの略で、市民社会組織のことです。
賛同署名用紙(Wordファイル)はここからダウンロードできます。
呼びかけ文PDF