やんばるの森 米軍ヘリパッド建設工事中止の要請を行いました。
防衛省沖縄防衛局が、沖縄県東村高江の「やんばるの森」で、建設中止を訴える地域住民を無視して、米軍ヘリパッド建設工事に着工しています。
やんばる地域は、希少種・固有種の生息地としても特に重要な場所です。
NACS-Jは1990年代から、やんばるの森の保全策に向けて働きかけを続けてきました。
問題となっているヘリパッド建設工事の自主アセスに対しても、明らかに生物多様性に悪影響を及ぼすことや、アセス文書内容としての科学的検討の欠如について2006年に指摘をし、計画の抜本的な見直しを求めてきました。
今回の強行着工を受け、NACS-Jは2月23日、WWFジャパン、グリーンピース・ジャパン、日本野鳥の会とともに、工事の即時中止と計画の見直しを求める要請を行いました。
要請内容の詳細はこちらへ。
参議院の緊急院内集会と記者会見では、NACS-Jから大野正人保護プロジェクト部長が「やんばるの自然を損なう工事に対し強く抗議する」と主張し、防衛省へ工事中止の申し入れを行いました。(右端が大野部長)
また、毎日新聞に2月23日づけで
「米軍ヘリパッド:環境保護団体が工事中止申し入れ」
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110224k0000m040025000c.html
という記事で、要請行動が報道されました。
(鶴田由美子/広報・編集部)