「大浦湾のアオサンゴをよく知り、名護の海の将来を考えてみよう」開催しました。
保護プロジェクトの安部です。
沖縄県名護市でサンゴの日(3/5)シンポジウム「大浦湾のアオサンゴをよく知り、名護の海の将来を考えてみよう」を無事終了しました。
前半に安部と琉球大学瀬底実験所の中野義勝氏が、大浦湾チリビシのアオサンゴ群集についての話や、サンゴ移植の問題点、沖縄島の土地利用の状況、沿岸域の状況などをお話しました。
後半では水中写真家の有光智彦さんが沖縄島各地を実際に潜ってみて歩いた経験を話し、また名護の自然を守り次世代に伝えたい市民の会の吉元宏樹さんからは、名護市東江の問題の経緯をお話いただきました。
海洋学者のキャサリン・ミュージックさんからは環境教育の大切さや森と海のつながりをお話いただき、それらを元に東江をはじめとして名護市が抱える問題点についてディスカッションが行われました。
聴衆からもサンゴに関する基本的な疑問点や実際に海人として砂浜の変遷を見てきた経験などもお話いただき、実りある時間となりました。
参加者42名、ダイバー、海人、学生、教員、議員とさまざまな職業の方に参加いただきました。
参加者の半分ほどが名護市民でした。多くの名護市民が名護の海のゆくえに関心を持っている様子が伺えました。
写真(左):目の前の海、東江で埋め立て工事が進み、その最終段階の砂の投入(=生きものの上に砂をかけて埋める)を目前に、思うことを熱弁する吉元宏樹さん。
(安部真理子/保護プロジェクト部)