沖縄・泡瀬干潟で、海草の状態をしらべています。
こんにちは。保護プロジェクト部の安部です。
7月3日から泡瀬干潟海草調査の先発隊に合流しました。
泡瀬干潟の埋め立て工事は、2009年秋に
裁判所の公金支出差し止め判決によって中断したにもかかわらず、
今年になって、工事再開の動きが慌しくなってきました。
NACS-Jは2003年から泡瀬干潟で調査を継続しており、
ライン調査や方形枠調査によって、海草の状態を調べています。
今回の調査でも、ところどころに浚渫土砂のものと思われる土砂があり、
砂州の形や大きさも変わり、地形や砂の質が大きく変わったことを物語っています。
ここに元々すんでいた生物相へも多く影響があり、
工事前は多く見られた海草や生きものの数も種類も減っています。
▲陸にある建物などを目印に、ライン張りの方角を調査員に伝えているところ
▲調査の様子
夜は泡瀬干潟の博物館カフェ・ウミエラ館で懇親会を開いていただきました。
泡瀬干潟で採れるさまざまな貝類や、沖縄で捕れた魚料理を食べて、
最後はイソハマグリのお味噌汁でした。
貝や魚がとれ続ける豊かな干潟が残ることを心から願っています。
>>NACS-Jの泡瀬干潟の保全活動のくわしい内容はこちらへ