この春、下総(千葉県)で生物多様性地域戦略づくりのプロジェクトが本格始動します。
こんにちは。保全研究部の高川です。
NACS-Jの「生物多様性の道プロジェクト2011」では、生物多様性地域戦略づくりの推進をしています。
そのモデル地域のひとつ千葉県北西部で進んでいるプロジェクト「下総(千葉県)生物多様性アクションプラン」の推進会議を1月22日に開催しました。
このプロジェクトは、千葉県北西部で、さまざまな分野の市民団体を巻き込みながら生物多様性や生態系サービスにとって重要な場を再発見し、市町村の境界を越えた広い範囲での生物多様性保全のためのアクションプランをつくり、実行することを目指しています。
今回の推進会議は、この春からのプロジェクトの本格始動に先立って、まず地域の活動を共有していくことを目的に行いました。
今後のプロジェクトの中核を担う各市町村の自然保護団体の中心的メンバーに加え、消費者団体である生協の方や国立環境研究所の研究者、流山市役所の職員の方などにご参加いただきました。
会議では、各市町村の保全の現状や、これまでの活動の成果・課題について参加者から発表いただきました。
NACS-JからはCOP10の成果や愛知目標についての報告とプロジェクトの趣旨をお話し、グループ討論で今後の下総アクションプランの可能性を話し合いました。
今後もほかの市民団体への協力要請や推進会議を続けながら、春からのプロジェクト始動に向けて、準備を進めていきます。