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3月17日&19日、日本生態学会大会でNACS-Jの活動を発表します。

2012.03.13
告知

icon_watanabe.jpg広報編集部の渡辺です。

3月17日(土)~21日(水)に、
滋賀県大津市 の龍谷大学瀬田キャンパスで開催される第59回日本生態学会大津大会にて、NACS-Jスタッフが、A:AKAYAプロジェクトの成果や今後の課題、B:モニ1000里地調査など市民調査の可能性や課題、C:東日本沿岸の希少な植物群落の津波被害の現状、D:照葉樹林生態系の保全活動などについて、それぞれ自由集会やポスター発表を行います。

会報『自然保護』で登場いただいた研究者の方々や地域の保護・保全活動をすすめられている方々、NACS-Jの役員の研究者も多数の関連研究の成果を発表されます。

生態学会大会の通常の発表は参加費が必要ですが、自由集会やポスター発表は、どなたでも無料で参加できますので、お気軽にお立ち寄りください。

A:官民協働による新しい国有林管理~生物多様性復元と持続的な地域づくりを目指した「赤谷プロジェクト」8 年間の成果と今後の課題~
自由集会:3月17日(土)15時~17時 会場:RoomG

・「AKAYAプロジェクト」国有林管理のための意思決定・官民協働の枠組み
 (亀山章・NACS-J専務理事/東京農工大学名誉教授)
・赤谷の森の植生の現状評価と森林管理への反映
 (長池卓男・山梨県森林総合研究所)
・イヌワシ・クマタカを指標とした生態系評価と、森林管理への反映
 (山崎亨・アジア猛禽類ネットワーク)
・哺乳類を指標とした生態系評価
 (藤田卓・NACS-J保護プロジェクト部)

B:市民調査のデータを生物多様性の評価・政策決定につなげ! 研究者の果たす役割とは
自由集会:3月19日(月) 17時30分~19時30分 会場:RoomD

・市民調査の可能性・成果・課題~モニタリングサイト1000里地の取り組みを事例に~
 (高川晋一・NACS-J保全研究部)
・パラタクソノミスト養成講座:市民の生物分類学力を底上げする
 (大原昌宏・北海道大学博総合物館)
・市民調査のデータと生物多様性評価をつなぐ「指標」の開発の重要性」
 (天野達也・ケンブリッジ大学)
・市民調査のデータを政策に活かす地図化
 (角谷拓・国立環境研究所)
・データに基づく意思決定に必要なこと~水産資源管理の現場から~
 (黒田啓行・水産総合研究センター)
コメンテーター:竹中明夫(国立環境研究所、モニタリングサイト1000里地調査検討会委員)

C:東日本大震災において被害を受けた植物群落RDB掲載地の現状- 航空写真からの調査 
ポスター発表:3月19日(月)10時~17時 会場:ポスター発表会場
小此木宏之(NACS-J保全研究部)
※NACS-Jスタッフは12時~14時までポスター会場にいます。

また、同日17時30分~の自由集会:群落談話会「東北地方沿岸域の植生の現状と修復,回復にむけて」(会場:RoomC)にて、NACS-Jが始めた東日本海岸植物群落調査の委員となっている、原正利氏(千葉県立中央博物館)が「大津波が植生へ与えた影響-岩手県・宮城県での事例」を発表します。

D:絶滅危惧生態系ってな~に?~希少種から見えるもの~
自由集会:3月19日(月)17:30~19:30 会場:RoomI

コメンテーター:西廣淳(東京大学・農学生命科学)
・絶滅危惧生態系の中の希少種
(佐伯いく代・横浜国大/環境情報)
・小笠原の生態系を守るとはどういうことか
(加藤英寿・首都大/牧野標本館)
・照葉樹林生態系を地域とともに守るにはどうしたらよいか~宮崎県綾町・鹿児島県肝付町での取り組みから
(朱宮丈晴・NACS-J保全研究部)
・河川の攪乱プロセスを復元するする異なる2つのアプローチ:チスジノリとバイカモ
(三橋宗弘・兵庫県大/兵庫県博)

なお、保全研究部の朱宮は、3/21 14:00- RoomBの

「B2-17 小笠原諸島北硫黄島における標高ごとの1年間の温度変化と植生パターン」
でも口頭発表を行います。

(口頭発表の聴衆参加は大会参加申し込みをされた方のみです。
 参加費有料・当日申し込み可。詳細はこちらへ。)
詳しいプログラムは、日本生態学会のページにPDFファイルが掲載されています。
近畿地方の方、生態学会にご参加予定の方々、ぜひおでかけください。

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