仙台湾岸に海岸植物群落の予備調査に行きました。
保全研究部の小此木です。
3月23日から24日にかけて東日本海岸調査の海岸植物群落の予備調査のため、仙台湾岸の名取市から石巻市にかけて行って来ました。
今回は、昔の海岸植物群落調査の調査票を持って出かけ、以前と同じ位置で写真を撮影してきました。
石巻市の二ヶ所の写真を紹介します。
まずは蛤浜。
小さな漁業集落で、かなりの被害を受けていました。
写真上が震災前、下が震災後です。
海岸も写真の通り、砂浜が減り大きな石が堆積していました。
ただ、一部植物群落が残っており、ハマニンニクの芽などが出ていました。
そして、石巻港の石巻南浜海岸。
写真上が震災前、下が震災後です。
こちらも砂浜がだいぶ少なくなってしまいました。
この時期はまだ植物はほとんど芽を出しておらず、植物の調査はこれからですが、海浜植物群落が残っていそうな砂浜もいくつかあり、調査結果に期待が持てます。
現在、調査マニュアル、調査票を作成しており、でき上がり次第、調査を開始できるよう準備を進めています。