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宮城県名取市で、自然の恵みを活かした復興を考える座談会を開きました。

2012.05.08
活動報告

icon_syumiya.jpg保全研究部の朱宮です。

5月3日(木)、宮城県の名取市文化会館小ホールにて、NACS-J、東北大学大学院生態適応グローバルCOE、名取エコミュージアム研究会の主催で、グリーン復興と生物多様性座談会in名取「生きものと活きるまちーみんなで考える、自然の恵みを活かした復興、暮らしと自然の未来像」を開催しました。
この座談会は、研究者や市民が一緒に、被災地の復興に自然の恵みを活かした町づくりを進めるために、何をしていけばいいのか考える機会をつくるため企画しました。

3日の名取市は大雨洪水暴風波浪警報が発令されるほどの大雨の中でしたが、約50名の参加がありました。

まず最初に、NACS-Jの開発法子事務局長(写真上)と環境省の鳥居敏男さん(東北地方環境事務所長)から開催にあたってあいさつがあり、その後、東北大学の中静透教授(NACS-J評議員)による「グリーン復興と生物多様性保全のまちづくり」、私からは「生きものと共存した暮らしのための生物多様性地域戦略づくり」と題した基調講演を行いました。
続いて、地元で活動している斎藤忠雄さん(宮城県認定森林インストラクター)、丹波雅彦さん(サッポロビール仙台工場総務部長)、大橋信彦さん(名取ハマボウフウの会代表)、岡崎美穂子さん(名取市自然と地域との活動推進委員会)の4人から話題提供がありました。

会場の参加者からはさまざまな質問がでました。
そして、堤防の設置に関しては国が主導的に行っており、また、多くの犠牲が出た中でなかなか生物多様性に配慮してほしいとは言いにくかったが、今後の復興にあたっては会場で発表されたような名取の豊かな自然を活かしたような町づくりを進めていければ、といった意見がまとまりました。

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←NACS-J開発法子事務局長の開会挨拶

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←東北大・中静透教授による基調講演。

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