今年の夏も沖縄の辺野古・大浦湾でジャングサウォッチ(海草調査)を行います。ご支援・ご協力お願いいたします
保護プロジェクト部の安部です。
日本自然保護協会で2002年からさまざまな形で続けてきたジャングサウォッチ(海草調査)。今年も夏の実施に向け、調査協力者の方々とご相談のため沖縄に来ています。昨日5/28は、天候が悪かったのですが、天仁屋(てにや)岬と嘉陽海岸、大浦湾の視察をしてきました。
写真が少し暗いですが、白波が立っているのが見えると思います。この白波より沖はものすごく流れが早くなっています。ジュゴンはその流れをものともせず泳いでいるようです。少しさかのぼりますが、天仁屋岬では今年4月28日に琉球朝日放送のカメラマンが元気に泳いでいるジュゴンの姿を撮影しています。
●元気に泳いでいます【琉球朝日放送】
http://www.qab.co.jp/news/2012050135263.html
水面近くにジュゴンが現れ、近くにウミガメも見られたそうです。お昼の12時半過ぎころで、沖縄防衛局の環境アセス調査で最少で3個体しかいないと言われているジュゴンの1匹なのか、新たな個体なのかどうかは確認できなかったそうです。
また5月4日には毎日新聞がジュゴンを支える海草藻場の大切さを記事に取り上げています。
●辺野古沖:「宝の海」支える緑の草原 ジュゴンも育む【毎日新聞】
http://mainichi.jp/select/news/20120504k0000e040128000c.html現在、リンク切れ
辺野古のある沖縄島東海岸の海の自然環境はまだまだ豊かです。このまま豊かさを残すための努力のひとつとして、今年もジャングサウォッチを行います。船代や調査機材の整備など1回の調査に10名分の会費が必要です。今年もどうぞご支援・ご協力をお願いいたします。
海中での調査は、専門性と十分な費用が必要なため、辺野古・大浦湾の海の中のようすを直接調べているNGOはほとんどありません。長年にわたり調査を続けてこられたこと、それをもとに科学的な提言を行うことができたのは全国のみなさまのご寄付があったからこそです。心から感謝するとともに、今後ともご支援をお願いいたします。