「千草ヶ原を次世代へプロジェクト」つくば市の研究所に点在する希少な草地 の保全管理を進めています。
保全研究部の高川です。
茨城県つくば市のいくつかの研究所内には現在では希少となっている草地環境が点在しています。中には約1世紀もの長い間草地として維持されてきた「千草ヶ原」と呼ばれる広大な草地も見られます。
しかしここ最近の環境変化によって草地の生物多様性が急速に衰退しているおそれがあります。
そこで6月30日に「千草ヶ原を次世代へプロジェクト」と題した保全管理作業を行い、研究所内の職員有志の方々や地元「学園都市の自然に親しむ会」の方々、周辺の研究所・大学・自然観察指導員の方にお集まりいただきました。
当日は希少種の分布確認と、草刈りの頻度を抑えるためのテーピング作業を行いました。
この希少な草地が次世代に引き継がれていくよう、今後も継続的に管理作業とモニタリングを行っていく予定です。
←草刈りよけのテーピング