兵庫と千葉から、「自然しらべ2012 貝がらさがし」の観察会報告が届きました!
こんにちは、教育普及部の萩原です。
「自然しらべ2012 貝がらさがし!」には、全国各地の海辺での自然観察会の様子も送っていただいています。兵庫県の自然観察指導員の笠井環さんからは、7月16日に須磨海岸での貝がらさがしの様子を送っていただきました。
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当日は小潮の日でしたが、10時の干潮に向かって、ずいぶん潮が引いたように感じました。
ハマゴウの群生地から観察をはじめ海辺の生きものや浜辺の植物の間をみんなで行ったり来たり。
途中で飛び入り参加のシロカモメの大きさに目を丸くしたりと、キョロキョロ、ウロウロしながらの貝殻拾いでした。
先輩指導員さんは、釣りにきていた人と話がはずんでいました。その会話から、須磨海岸には、毎日早朝から来て貝殻拾いをしているご夫婦がいらっしゃることが分かりました。
私たちの「貝殻さがし!」の日もすでにいろいろな貝殻が先着さまのお宅に行った模様……。「今度は、何時に行こうか?」今度の計画には、時間を繰り上げる必要がありそうです。みんな、貝殻が好きなんですネ。
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笠井さんの観察会「連環会(れんかんかい)」のウェブサイトには、当日のようすや海辺のいきもの、海岸植物などのたくさんの楽しい情報が満載です。
http://renkan.asia/index.php?3rd_ir#m83996c9
また、自然観察指導員で環境カウンセラーの鈴木優子さんからは、千葉県の干潟での観察会のご報告をいただきました!
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6月24日、千葉県木更津市の盤洲干潟で、環境カウンセラー協議会・生物多様性研究会主催で観察会を行いました。
当日は5月のような清々しい気温で曇り空。日陰のない干潟の観察会にはちょうど良い天気でした。引き潮で1.5㎞先まで干潟が続いていました。10時半から地元の高校の先生と生物部の生徒の案内で、干潟の生き物の観察をしました。
その後、12~13時まで自然しらべの注目の貝20種をみんなで探しました。
盤洲は広大な干潟のため短時間では調べきれませんでしたが、注目の種はイソシジミ類、マテガイ、ツメタガイ、ムラサキイガイを見つけました。冬場にはミドリイガイも見られます。
注目の貝の他に、生きたヤマトシジミ、サキグロツメタガイ、ホソウミニナ、ハマグリ、シナハマグリ、サルボウガイ、バカガイ、アサリ、アラムシロガイ、アサリ、シオフキ、イボニシなどたくさんの貝がらもみつかりました。
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とのことで、楽しい観察会ができたそうです。
ぜひ、皆さんも海辺に出かけて「貝がらさがし!」をしてみてください。
そしてその様子や情報をNACS-Jまでお寄せください。