沖縄・大浦湾でアオサンゴの調査を行いました。
保護プロジェクト部の安部です。
沖縄の大浦湾のチリビシのアオサンゴ群集では、2009年に大規模な白化現象が起こり、
元に戻るという世界でも報告のない驚くべきできごとが起こりました(https://www.nacsj.or.jp/katsudo/henoko/2010/02/post.html)。
それ以来、NACS-Jはアオサンゴ群集の状態を見続け、調査の一環として水温とサンゴの状態を比較するために水温を測っています。
今回はダイビングチームすなっくスナフキンの西平伸さん(右写真)とともに潜水調査を行い、計測用の機械を交換してきました。
また広い海の中では、GPSを使ってもなかなか前と同じ地点には戻れないので、測りたいサンゴの近くの岩に目印をつけています。水中では1年も経つと、そのマーカーでさえ汚れて見えなくなってしまうので、これも今回の潜水で交換してきました。
↓新しく設置したマーカー(左)とデータロガー(右)
その後、アオサンゴ群集全体を見回り、今年も変わりなく元気であることを確認してきました。
(←チリビシのアソサンゴ群集)