中池見湿地の北陸新幹線の路線計画についてNACS-Jの要望書提出と調査レポート発表の報道が続いています。
保全研究部の高川です。
福井県の中池見湿地の北陸新幹線の路線計画について、
昨日NACS-Jがラムサール登録湿地を貫通する路線計画は変更し、科学的な追加調査を求める要望書を国に提出し、後谷(うしろだに)の調査レポートを発表したことについて、報道が続いています。
●日本経済新聞
湿地内通過の新幹線計画、変更要望 「生物保全に重要」
●福井新聞
新幹線の中池見湿地ルート変更を 環境省などに日本自然保護協要望
●産経新聞
新幹線、貴重種に影響 自然保護協会調査 福井・中池見湿地
●読売新聞
自然保護団体「北陸新幹線トンネルルート変更を」
(以下11/20追記)●朝日新聞
条約登録湿地に北陸新幹線 自然保護協、計画変更求める
●47NEWS(福井新聞発)
新幹線の中池見湿地ルート変更を 環境省などに日本自然保護協要望
●Yahooニュース(産経新聞発)
新幹線、貴重種に影響 自然保護協会調査 福井・中池見湿地
(以下11/26追記)●毎日新聞
北陸新幹線:ホタル湿地に建設ルート 絶滅危惧10種確認 日本自然保護協会が福井・中池見を調査
左:NACS-J亀山章理事長 右:環境省 星野審議官 国交省鉄道局施設課 綱島環境対策室長に提出
昨日の要望書提出では、環境省には特に、COP10議長国がこのような計画を認めることは、
国際的な信用を失墜させるだけでなく、他の条約登録湿地の保全のあり方にも
大きな影響を及ぼしかねない重大な事項であることを指摘しました。
国交省に対しては、過去のマンガン掘削で井戸枯れが起きていることなどの事例を踏まえ、
予防原則にのっとり、不明確な地下水への影響を考えるべきであること、
監督省庁として、保護地域に対する路線計画の環境影響を回避するよう