東日本海岸調査の結果と、沿岸部の復旧事業の問題について朝日新聞に掲載されました。
広報・編集部の渡辺です。
今朝(2月25日)の朝日新聞に、NACS-Jが東日本大震災後行ってきた東日本海岸調査や、被災地沿岸部で進む復旧事業の問題について掲載されました。
この記事では、NACS-Jの東日本海岸調査をはじめ、ほかの研究者の方々が進めてきた調査からみえてきた、東日本大震災の自然環境への影響を紹介しています。
また、現在急ピッチで進む復旧事業によって、大津波を生きぬいた生きものたちの生息環境が破壊されている現状、復旧工事が環境アセスメントの対象外となっている問題などについて掲載されています。
■(防災 復興)沿岸部、変わる生態系 東日本大震災の津波が影響、外来種増加(朝日新聞)
●NACS-Jの東日本海岸調査の結果をまとめた報告書(PDFファイル)はこちら。
NACS-Jでは、海岸堤防・防潮堤復旧事業と海岸防災林復旧事業が東北の人たちの暮らしを支え地域の財産である自然環境を破壊することがないよう、自然環境と生物多様性の保全を十分考慮し、健全な自然生態系を 残しながら事業を進めることを政府および関係省庁に要望しています。
参考記事:巨大防潮堤に依存することなく、健全な自然生態系の保全と防災が両立できる復興事業を。― 防潮堤と防災林の復旧事業への意見書提出。