「春を見つける自然観察会in里山」(埼玉県宮代町)に参加しました。
教育普及部の福田博一です。
全国一斉かんさつ会レポート第2弾は、3月17日に福田が参加した「春を見つける自然観察会in里山」(埼玉県宮代町)。
ポカポカ陽気で、風も穏やか、観察会日和な一日でした。
集合場所である宮代町の新しい村ステージ前に、親子連れが続々集まり、最終的に参加者は26名が集まりました!スタッフ7名を入れて全部で33名の大所帯です。
参加者には今日出会える<春の自然観察会資料>が手渡され、観察会がスタート!
多くの人が行き交う集合場所から遠くへ移動するかと思いきや、歩いて十秒も経たないうちに早くも観察会リーダーが「まずはここ」と視線を下に落とします。
▲下にはなにが咲いているかな
リーダーについていく子どもたちも、わっと集まります。
足元に小さな花がたくさん咲いていて、子どもたちも大人も花を覗き込んだり、葉っぱの形を見たり、茎をさわってみたり・・・よく見るとあちこちでホトケノザ、オオイヌノフグリなどが咲いていました。
その後は、川沿いの土手やほっつけ田(水はけの悪い土地を堀あげた土によって高くした田)を歩きながら観察して、最後は山崎山の雑木林へ移動。
▲サクラの芽を見たり
雑木林ではイヌシデやタチスボスミレを見たりしながら、最後は落ち葉を集めているポイントに到着。
そして、落ち葉を掻き分けるとゴロッとした大きなカブトムシの幼虫登場。これには子どもたちも大喜び!
早速さわろうと手を伸ばす子どもたちでしたが、「素手でさわると幼虫が火傷しちゃうよ」と、リーダーが優しく声をかけます。
さわりたい気持ちでいっぱいの子どもたちは、自発的にスタッフから軍手を借りて、順番に幼虫をそっとさわっていました。
▲軍手でやさしく
生きものへの思いやりを感じた瞬間でした。
自然を見てさわって楽しむだけでなく、こういう配慮が自然や生きものを大切に思う子どもたちを育てるのだなぁと思いました。
この子どもたちがどんな大人になるのか楽しみです。
▲今回のリーダー。お疲れ様でした!
次はあなたの町の観察会にお邪魔するかもしれませんよ。