沖縄防衛局が辺野古埋め立て申請書を補正しています。
保護プロジェクト部の安部です。
3月22日に沖縄防衛局から沖縄県に公有水面埋立承認申請書と添付図書が提出されました。
これらに関して不備があるため再提出を求める書類が4月12日に沖縄県から沖縄防衛局に出されました。
*辺野古埋め立て申請 33項目補正指示
*普天間飛行場代替施設建設事業に係る公有水面埋立承認申請書の補正について
この件について防衛大臣と沖縄防衛局が連休前にコメントをしています。
県からは記述の不備や図面の修正などを求めて4月12日付で13項目33件に関する補正を防衛局に指示していますが、沖縄防衛局ではこのうち2項目を除いて、作業の目途がたっているそうです。
2項目のうちの1つは埋め立て土砂に関するものです。沖縄防衛局は環境影響評価書(補正版)においても、約1700万立方メートルの砂・岩ズリを「沖縄、九州、瀬戸内」から購入するとしか記されていません。詳しく土砂採取地や分量について記載する方向だそうです。
残る1項目は埋め立てにより機能が失われる辺野古漁港の防波堤と護岸について、それらの設置者である名護市の同意書またな不同意の理由を記した書類の添付です。
県は6月11日までの補正提出を求めていますが、沖縄防衛局からは最終的に補正を終える時期は示されていません。提出は早ければ今月中となり縦覧も始まることになりますが、冒頭で述べた書類の期限が6月11日であることから、6月以降になる可能性も出ています。しかしながら全く油断の出来ない状況です。
★参照
・沖縄・生物多様性市民ネットワークのブログ
・辺野古 埋め立て土砂 未方針 沖縄防衛局が対応示せず(赤旗)
いつまでも生物多様性豊かな海と暮らせるよう、再度、皆さまへのご協力のお願いです。
辺野古のサンゴ礁を守るために、埋め立て申請に対しての意見ハガキを出していただきたいのです。
詳しくは、「沖縄・辺野古のサンゴ礁を守るため 意見を送ろう!」
※まだ告示・縦覧の時期は現段階では未定ですが、上記のように不安定な状況ですので早めに書いていただけるとうれしいです。
意見ハガキは、NACS-Jにお送りくだされば、責任を持ち、縦覧日に提出します。
(NACS-Jにお送りいただく場合は、宛先住所にNACS-J保護プロジェクト部の住所をお書きいただき、意見ハガキの「*辺野古の公有水面埋立申請に対して利害関係者として意見を送ります。」の上部に、「沖縄県土木建築部 海岸防災課 御中」とお書き添えください。)
NACS-J送り先:
〒104-0033 東京都中央区新川1-16-10 ミトヨビル2F
公益財団法人 日本自然保護協会 保護プロジェクト部