奇跡の原っぱ「そうふけっぱら」の保全を求める署名を提出してきました。
保護研究部の高川です。
NACS-J会員をはじめとする多くの方々にご協力いただいていた「そうふけっぱら」の署名約1万筆を、本日千葉県に提出してきました。
▲署名提出の様子。右が亀成川を愛する会の一島会長、左が千葉県知事部局および企業庁の担当課の両課長。
この署名は、千葉県印西市のニュータウン開発予定地に広がる貴重な草原「そうふけっぱら(草深原)」の保全を求め、地元活動団体である「亀成川を愛する会」がこの3月から集めていたものです。NACS-Jも連名となり、積極的にこの活動をこれまで支援してきました。
その結果、昨日までに10,408筆の署名が全国から寄せられました。その半数以上が千葉県内からの署名でしたが、北海道や九州など全国からも約4,000筆の署名が寄せられました。
(参考:署名提出についてのプレスリリース記事)
本日、亀成川を愛する会の方々と千葉県庁に署名提出に伺い、千葉県知事部局及び企業庁の両担当課長様にご対応いただきました。署名では、新しいまちづくりのための協議の場を設けていただくことと、特に全国的にも重要な地区について県の保護地域としていただくことを要望しました。
提出に対して千葉県からは「年度内の事業完了を目指しているためすぐに計画を変えることは難しいが、各関係部局にしっかり報告したい」という趣旨のお返事をいただきました。
今後も粘り強く千葉県と話し合いを進めると共に、少なくとも年内までは署名活動を続ける予定です。また11月24日にはシンポジウムも開催する予定です。皆様もご支援ご協力ください。
●シンポジウムの詳細はこちら
▲同日、亀成川を愛する会とNACS-Jで記者会見を行いました。保護研究部、高川(一番奥)より、今後のシンポジウムの予定なども発表。
←9月23日(月)の朝日新聞千葉版の朝刊にも、署名提出の活動が大きく報道されました。