赤谷の森の恵みでカスタネットができました!
保護研究部の出島です。
みなかみオンパク・Cocoira「赤谷の森の恵みでカスタネットをつくろう!」を開催しました。
赤谷の森の麓(群馬県みなかみ町・新治地域)には、日本の木製カスタネットのほぼ全てを生産してきたカスタネット工場があります。近年は木材調達の難しさから、北米産のブナ材が使われていましたが、地元の木材でつくりたい!という思いを共感して頂いた多くの方のご協力によって、赤谷の森で育った木材を使ったカスタネットづくりを実現することができました。
これまでは使われなかった虫に食われた部分も、今回は「いい味」として楽しんでいます。
「カスタネットづくり体験」を紹介します!
1.製材された板から、カスタネットの円形に切り出します。
2.内側の凹み部分を削るための機械に入れます。この時点で外側と内側が決まります。
3.大きなキリのような機械で、ゴムを通す穴と、音を出す為のピンを差し込む穴を開けます。ゴム穴とピン穴を木目からずらして開けるのがコツ!
4.外側の凹みと緩やかな丸みを削ります。厚みは目で見て調整!レバーを持つ手に力が入ります。
5.ゴムのを通す部分の内側を斜めに削って、カスタネットが常に開くようにします。
6.接着剤を少しつけて、赤いプラスチック製のピンを埋め込みます。
7.最後に、自由に絵付けをして、ゴム紐を通せばオリジナルカスタネットの完成です!!