沖縄・名護市長選、「埋め立て反対」主張の稲嶺さんが当選しました!
保護・研究部の安部です。
1月19日に行われた沖縄県名護市長選挙では「埋め立て反対」を主張した現職の稲嶺進さんの当選が決まりました。
NACS-Jは自然環境を守るため、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設問題に伴うサンゴ礁の海の埋め立てに反対してきました。同じ主張を持つ地元の市長の当選はうれしい限りです。
【電子号外】稲嶺氏が再選 名護市長選
埋め立て工事に対して名護市長が持つ権限があります。そのためこの海域の工事の着手を少し延ばすことはできると思います。しかしながら沖縄県知事による埋立承認がすでに出されている事実をくつがえすことは困難ですので、これまで以上に私たちにも厳しい戦いが待っていることと思います。
フォーラム「生物多様性おきなわ戦略で見る沖縄の未来」でも、沖縄県が世界自然遺産登録を望みながらも、サンゴ礁を埋め立てを伴う那覇第二滑走路や辺野古の事業が進ませてしまうことの整合性の欠如が問題になりました。今の1.5倍の観光客を求めながら、沖縄の宝であるサンゴ礁が守れるのかどうか、県は真剣に考える時期に来ています。
NACS-Jは真の意味での環境保全を今後も求めていきます。引き続きNACS-Jの活動を応援していただければうれしいです。
▲「海にも陸にも基地を造らせない」という、稲嶺氏の強い決意を示した道端メッセージです。