沖縄・辺野古で新たなジュゴンの食み跡が確認されました!
保護・研究部の安部です。
先週16日(金)に北限のジュゴン調査チーム・ザン(http://teamzan.ti-da.net/)により、沖縄県の辺野古にて新たなジュゴンの食み跡が確認されました。
沖縄タイムスには発見場所の地図が掲載されていますが、今回の発見地点は米軍普天間飛行場に伴う辺野古の埋め立て予定区域の中です。
この付近では沖縄防衛局などの調査で、2009年や2012年にも「食み跡」が見つかっているため、ジュゴンがたびたび来る餌場となっている可能性が高いです。とても重要な記録です。
北限のジュゴン調査チーム・ザン」は岸から20~30m沖、水深2mほどの海底の砂地に生えた海草「ウミジグサ」や「ウミヒルモ」などに跡が残されていたそうです。5~10m四方の範囲で数本が確認されており、ここ1~2週間以内に食べた可能性が高いとのことです。
困ったときに、窮状を訴えるように必ずあらわれるジュゴン。
ジュゴンが利用しているまさにその場所を埋め立てて良い訳がありません。
いつまでもジュゴンがいる海を守りたいと思っています。
(写真:北限のジュゴン調査チーム・ザン撮影)
●ジュゴン食み跡再確認 辺野古の移設予定地 (沖縄タイムス)
●大浦湾にジュゴン食跡 埋め立て予定海域 (琉球新報)