埋め立てに向けた作業が進む辺野古”ジュゴンの海”の保護につながるさまざま取り組みが展開されています。
保護・研究部の安部です。
辺野古の埋め立てに向けた作業がどんどん進んでいます。
参考:
*【電子号外】辺野古で台船準備 掘削調査着手へ
*辺野古海底調査、近く掘削作業へ
こうした状況の中、埋め立てに賛成できない立場からはさまざまな取り組みがなされています。
1日の沖縄タイムスに掲載されましたが、7月28日に日本自然保護協会は臨時制限区域(現在、ブイで囲まれようとしている場所)の中の調査を行うことに対する許可を在沖米軍に申請しました。
米軍から回答が来るかどうか、許可が下りるかどうか、ご一緒になりゆきを見守っていただければと思います。
最初は第三海兵遠征軍司令官/米軍沖縄地域調整官のジョン・ウィスラー中将にあてて申請していたのですが、後になり、米海兵隊太平洋基地司令部のチャールズ・ハドソン小将のご担当とわかりましたので、改めて送り直しました。
またジュゴン訴訟の再開もニュースで取り上げられています。
日本自然保護協会が北限のジュゴン調査チームザンと一緒に行った調査のことなどにも触れられています。
●ジュゴン弁護団公式プレスリリース
●ジュゴン訴訟原告団が追加申し立て
また、NACS-J理事の保屋野が以下のブログ記事の連載を始めました。ぜひご一読を。
●沖縄のジュゴンと辺野古 その1 埋め立て予定地に戻ってきた人魚の「はみあと」
また8/14と8/15の2日間にわたり、朝日新聞に掲載されました。
8/15の朝日新聞では第1面を辺野古のクマノミの写真を使った記事が飾りました。
朝日新聞デジタル:
英語版:
また研究者のみなさまもがんばっています。
大浦湾から採集されたスナモグリ類の新種オオウラフトウデスナモグリに関する論文が発表されました。
Komai, Fujita & Maenosono(2014)の’Additional record of Rayllianassa amboinensis (de Man, 1888) from Japan,and description of a new species from Okinawa Island, Ryukyu Islands(Crustacea: Decapoda: Axiidea: Callianassidae)’
という論文です。
まだまだ新種が発見される生物多様性豊かな辺野古の海の埋め立ては中止するべきです。
写真:ジュゴンとウミガメ(東恩納琢磨さん提供)