自然しらべ 砂浜ビンゴをやってみよう! ハマニガナ
保護室の萩原です。
こんにちは!法政大学文学部地理学科インターンシップ生の木勢さくらです。
みなさんは砂浜の植物を見たことがありますか?砂浜に植物なんて生えるの?と思っている方も多くいらっしゃるかもしれませんが、お花だって何種類も咲くんです。今回は「砂浜ビンゴ」で探す植物の一つ、砂浜に咲く花、ハマニガナを紹介したいと思います。
ハマニガナは砂地に生息していて2~3cmほどのタンポポのような黄色い花を咲かせます。葉っぱも3~5cmと大きくないのですが、なんと!こう見えて茎がながーいんです!どれぐらい長いのかというと、地上で見えている茎の長さが3~5cmほどなのに対して、地下に伸びている茎や根は10cm以上もあるのです。(砂の中の茎や根が砂の中からでてしまうと枯れてしまうので抜かないでね!)
このハマニガナ、今まではどの海岸でも見ることができると思われていたのですが…最近、絶滅危惧種に指定している地域もあります。海岸が浸食されることや踏みつけられることが原因のようです。
見つけたら踏みつけないようにそっと観察しましょうね!
砂浜を彩る黄色い花、ハマニガナを是非探してみてくださいね!
写真:新潟県柏崎市の砂浜教室の際に撮影(2015年7月11日)