13日のエクスカーション:全国里やま市民活動フォーラムを開催しました。
引き続き、市民活動推進室の後藤ななです。
全国里やま市民活動フォーラムのレポートの最後として、12月13日に開催したエクスカーションの様子をお伝えします。
この日は、モニタリングサイト1000里地調査の関係者の方を中心に、長岡市内の冬鳥観察や長岡科学博物館の見学会、朝日酒造・こしじ水と緑の会の調査サイトやビン詰工場を見せていただくツアーを行いました。
前日まで長岡は雨予報だったのですが当日はどうにか天気が持ち、少し肌寒いなかでの開催となりました。
ツアーは、信濃川のほとりで冬鳥観察からスタートしました。
この冬鳥観察ポイントは、長岡野鳥の会の皆さんが長年に渡りカモ類の調査をされており、当日も様々な種類のカモを見ることができました。
観察会では、長岡野鳥の会の皆さんにカモ類の調査結果やオジロワシの生態についてご解説をいただきました。観察中には、他にもハヤブサがカモに襲いかかろうとするシーンや北日本では珍しいツクシガモがちょうど飛来しているのを見ることができ大満足の時間となりました。
次に、長岡市立科学博物館に向かいました。科学博物館では、地質・植物・動物の学芸員の皆さんに展示をご解説いただきました。新潟ではタニウツギに数百もの地方名があることや、長岡で見られる動物とあまり見られない動物の種類の特徴など興味深いお話もしていただきました。
新潟・日本・世界のカタツムリのことを知ることができ、貝殻の右巻き・左巻きの不思議などにも触れることができました。(この企画展は2015年12月27日まで開催中です。)
最後に、12日の講演会でもお話いただいたこしじ水と緑の会の西山さんに、調査サイトである越路丘陵のご紹介していただきました。
すぐ近くには朝日酒造の会社と酒蔵があり、玄関に飾られている杉玉には、越路原丘陵の杉が使われているのだそうです。里やまに見られる生き物たちが四季を通して見られることをお話しいただきました。また、会社の中も一部回らせていただき、ホタル舞う風景の写真が飾られていたり、お酒のラベルに地元の和紙職人さんが作る和紙をこだわって使われていることなどをご紹介いただきました。
お昼過ぎには駅で解散となりましたが、短い時間のなかで長岡・新潟の自然と文化を知る時間がぎっしりと詰まっていました。長岡野鳥の会の皆さま、長岡市立科学博物館の皆さま、そしてこしじ水と緑の会の皆さま、本当に充実した時間をいただき心より感謝いたします。ありがとうございました。
※前日の全国里やま市民活動フォーラムのレポートは下記でご覧になれます。
- 自然をしらべ、自然を活かす地域づくり:全国里やま市民活動フォーラムを開催しました(前編)
- 里やま調査ポスター発表会:全国里やま市民活動フォーラムを開催しました(後編)
- 13日のエクスカーション:全国里やま市民活動フォーラムを開催しました。