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東日本大震災から5年

2016.03.11
活動報告

icon_tsuruda2.jpg 事務局長の鶴田です。

東日本大震災から、今日で5年を迎えました。震災で犠牲となられた多くの方々とそのご家族の皆様に、哀悼の意を表しますとともに、今なお避難生活など困難な状況にいらっしゃる皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
 
東日本大震災の後、日本自然保護協会では「沿岸域の海岸植生や人と海辺のつながりを見つめ直す」ことを目指し、 津波の被災地で海岸植物群落調査や、地域の方々の海とのこれまでのかかわりを明らかにする「海とのふれあい調査」を行ってきました。
 
海岸植物群落調査では、調査のために多くの地元の方々の協力を頂き、ふれあい調査に参加してくださった方々には、海との思い出や海からの恵への想いをたくさん聞かせていただきました。
以下、2冊の報告書としてまとめたこれらの調査結果は、被災地の復旧復興事業に向けた提言のための大切な資料となっています。
 
また、復興支援への想いを持つ企業様からのご支援もいただき、自然に配慮した復興に貢献できる人材育成を目指し、被災地域での自然観察指導員講習会も開催してきました。
ご協力くださった皆様、ご支援くださった皆様、本当にありがとうございました。この場をお借りし改めて御礼申し上げます。
 
これからの時代、自然の恩恵と脅威は表裏の関係にあることをこれまで以上に強く意識する社会づくりが必要となっています。
 
私たちが豊かな自然とともにある暮らしを続けるために、これからも日本自然保護協会は、全国の皆様方とともに、自然のちからを活かした地域づくり、自然の恵みを活かす人材育成に向け、さまざまな取り組みを進めて参ります。
 
ぜひ、これからも皆様のご協力、ご支援のほどお願い申し上げます。
 
                  
 
※上記の復興に向けた活動の詳細は、以下WEBサイトよりご覧ください。
 
■活動記録:東日本海岸調査~東日本大震災と防潮堤計画
https://www.nacsj.or.jp/katsudo/higashinihon/
 
■東日本海岸調査報告書
・東日本海岸調査報告書(2013年度)
https://www.nacsj.or.jp/katsudo/higashinihon/2014/09/2013.html
・東日本海岸調査報告書「震災後の海岸植物、海、そして人」(2012年度)
https://www.nacsj.or.jp/katsudo/higashinihon/2013/03/post-15.html
 

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■被災地での自然観察指導員講習会
https://www.nacsj.or.jp/diary2/2015/06/post-596.html 
 

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■会報『自然保護』2016年3・4月号
特集:自然災害とどう向き合うか
https://www.nacsj.or.jp/katsudo/kaiho/2016/02/201634no550.html
 

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