毎年春先に咲くトゲウミヒルモ群集に来るジュゴンを待つ
保護室の安部です。
4月21日、ダイビングチーム・レインボー、チームザンのご協力にて調査員4名でトゲウミヒルモ群集にジュゴンのはみあとの有無を調査をしに行きました。
水深19.6mという深場での記録は珍しいですが、春先をメインに広がる一年草のこのトゲウミヒルモ群集では2013年と2015年の2度はジュゴン(個体C)のはみあとが確認されています。
今年ももう季節なので期待に胸をふくらませ行ってみたところ、藻場は良好だったのですが、はみあとは見られず・・・。
2013年にはNACS-Jアクションサポーターの岩本俊紀さんが3月28日にジュゴンのはみあとを発見しています。
*2013年:
辺野古でジュゴンの新たな食み跡が発見されました。
2015年にも4月15日、5月9日の2回の北限のジュゴン調査チーム・ザンの調査においてもはみあとを記録しています。。
*2015年
5月9日大浦湾食み跡調査
今月は地元の方が4月15日と18日にも調査しています。3日目の20日今日も発見できませんでした。
まだあとから5月などに来る可能性もあり、またこのところ日本列島をおそう天候不良の影響もあるのかもしれませんが、「遅い」ということは心配です。
ジュゴンが今年も来てくれることを願っています。アオサンゴもクマノミも元気でした。