初めまして! 2016年度損保ジャパンSCOラーニング生、佐川裕次郎です。
初めまして! 2016年度の損保ジャパンのラーニング生として日本自然保護協会にてインターンシップをさせていただくことになりました、東邦大学理学部生命圏環境科学科3年の佐川裕次郎です。
大学では、要因が複雑に絡み合い答えが見つかっていない環境問題を取り扱う学科に属していて、生物、地学、化学、物理など幅広く「科学」の視点から考え学んでいます。特に環境問題に含まれる生物多様性の保全について研究するため、大学入学当初から、森、山、海、など多くのフィールドで自然観察を行うことや、里山管理を地域の方々とコミュニケーションを取りながら合意形成を行ってきました。
森、山、海、など多くのフィールドで長期的な管理を行うための管理方法、そして地域の方や管理者の間で行われる活動や企画などで正確に情報発信を行い、皆さんに活動に参加していただく方法について考える日々を送っています。そして、これらのスキルを本格的に自然と人をつなげる社会づくりにつなげていくため、今回、日本自然保護協会にインターン生として学ばせていただくことになりました。
昨日は『自然しらべ2016 海辺で花しらべ!』の全国の方々が送ってくださった調査結果のデータ整理作業を行いました。作業を行うことで、日本全国規模では海岸植物に興味を持っている人が多くいらっしゃることがわかりました。また森林の植物とは違った特徴がたくさん見られるように感じました。
この海から陸へ移り変わる場所「海岸エコトーン」に繁茂する「海岸植物」を、多くの方が身近に感じていただき、手軽に調べられるように工夫しようと考え、今月から来月にかけて、自然しらべの特設サイト内の「WEB海岸植物図鑑」を作りかえる作業を行うことにしました。より多くの方に海岸植物へ興味を持っていただき、海岸の生態を考えていくきっかけに繋がるとよいと思っています。
今回の自然しらべの作業をするまで、海岸植物に触れることがあまりなかった私にとって、データ整理作業から強い衝撃を受け、同時に世間に浸透させられる可能性を感じました。0.1%、0.001%でも可能性があるならばアプローチの方法次第で自然への見方やあまり保護が進んでいない海辺の自然を守る力に変えていくことは可能だと思います。それを証明するためにも、まずは自然しらべ 2016で、種同定がしやすく興味や関心を得られるよう「WEB海岸植物図鑑」の改良に努めたいと思います。
自然しらべ2016 海辺で花しらべ!
https://www.nacsj.or.jp/project/ss2016/