秋田の砂浜で、海辺の花しらべ!
自然保護部の志村です。
秋田に出張に行った際、帰りの新幹線までのすきま時間に、海辺の花しらべをしてきました。
地図でみると、秋田駅から真西に進めば砂浜がありそうです。バスで移動し、防砂林になっている松林を抜けると、砂浜に到着。さっそくハマナスの赤い大きな実が迎えてくれました。
さらに進むと、花、咲いていました!
ハマニガナです。タンポポに似ていますが、砂浜に適応した海辺の植物です。
花ではありませんが、白い綿毛に覆われたシロヨモギや、赤い実がかわいいハマボッスなど、いろんな植物がつぎつぎと見つかりました。
砂浜に咲く花!! のようですが、じつはハマニガナの紅葉です。自然のアートですね。葉っぱをつなぐ茎と根っこは、砂の中に広がっています。
ここの海岸は、いろいろな植物がみられるのですが、そこは松林と護岸とテトラポットの間。砂浜は長く延びているし、波の音はするのですが、海には近づけない、そんな砂浜でした。
ようやく、渚のある砂浜が見えた! 砂丘もあるぞ!…と思ったら、その向こうには風力発電と離岸堤が。
うーん。砂浜はつらいよ!
夏の海辺もいいですが、海水浴の人がいなくなったこれからの砂浜は、暑さもやわらぎゆっくり散歩をたのしめます。そして、秋の花が咲き始めたり、実をつけたり紅葉したりと、砂浜の植物もおもしろい季節です。今年、まだ「自然しらべ」に参加していなかったという皆さま、まだまだ間に合います。秋には秋の花たちが待っています。
ぜひ、秋の砂浜にお出かけください!