2016年5・6月号(No.551) 特集:海を越える サシバ保護活動
今月の表紙
第2回フォトコンテスト優秀賞
ササキリの幼虫
撮影・解説 矢崎英盛
CONTENTS
★特集★海を越えるサシバ保護活動
春になると南から繁殖地の日本に渡ってくるタカ、サシバ。
日本では里やまの自然の中で暮らし、里やまの豊かさを示す指標種ともされています。
近年、生息数が減少し絶滅が危惧されているサシバ保護のために、日本各地、そして海を越えて東南アジア各国で取り組む活動をご紹介します。
★NACS-J活動クローズアップ★
●イヌワシが狩りをする環境の創出試験の進捗状況をご報告します。
●辺野古の埋め立て。国と沖縄県の和解が成立しましたが、問題は山積みのままです。
●北陸新幹線の建設工事が迫る! ラムサール条約の決議を遵守するよう要望書を提出しました。
●エコツアーガイド向け研修会にアドバイザー参加。エコツーリズムの課題がみえてきました。
●環境影響評価制度の実効性を強化するための提言をまとめました。
●沿岸生態系を活かした防災・減災を。提言を発表、シンポジウムを開催しました。
●みなかみ町の自然や歴史・文化などが1冊にまとまった冊子がつくられました!
●オオタカの種の保存法指定種解除は、里やま保全のためには時期尚早。
★活動クローズアップ ピックアップ★
メガソーラー(大規模太陽光発電所)が自然環境に与える影響
再生可能エネルギーとして期待される太陽光発電。しかし、大規模な太陽光発電所(以下、メガソーラー)が各地に建設され、景観の悪化や森林伐採などの問題が起きています。国は太陽光発電を環境影響評価の対象にしていません。メガソーラー建設のための森林伐採が増えている現状と現在進んでいる計画の事例をご紹介します。
★今日からはじめる自然観察★
五感を使って天気予報!
風や雲、生物の様子を観察して、天気を予測する言い伝えがたくさんあります。当たらないこともありますが、自分で確率を検証してみたり、地域ならではの言い伝えを調べたりして、天気の観察を楽しんでみませんか。
★シリーズ新・生命の輪★
60 :海辺で見られる共生関係ハマゴウを支えるキヌゲハキリバチ
今年の「自然しらべ」のテーマは海岸植物! 海辺では、その特殊な環境に適応した海岸植物が生育していますが、調査対象のひとつハマゴウの暮らしぶりを探ってみると、繁殖に欠かせない大事なパートナーの存在が見えてきました。
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