2015年11・12月号(No.548) 特集:消えゆく”ヒノキの天然林”を守る

今月の表紙
第2回フォトコンテスト優秀賞
エゾリス
撮影・解説 森 繁寿
冬眠しない北海道のエゾリスは、冬を生き抜くため食べて体力をつける行動をとっています。そのお目当てのひとつがオニグルミで、エゾリスは、枝上で食べるほか、その実を持ち出し、至る所に隠す「貯食行動」にも余念がありません。秋も深まってきたある公園の一画に、黄金色のイチョウの落ち葉がじゅうたんのように積もっている所があります。そこに、エゾリスが姿を現し、落ち葉の中から貯食したオニグルミを探し出し、舌鼓を打っていました。
CONTENTS

★特集★
消えゆく"ヒノキの天然林"を守る
日本の木造建築物を支えてきた木曽ヒノキ
私たちの暮らしの中でも馴染みの深い樹木、ヒノキ。このヒノキが日本固有の針葉樹で、日本のような温帯域に生育する針葉樹は世界的にも分布が限られた希少なものだということをご存知でしょうか? 現在日本で見られるヒノキ林のほとんどは植林された人工林ですが、長野県から岐阜県にまたがる木曽の山々には、まだ天然のヒノキ・サワラなどの針葉樹が生育する“ヒノキの天然林”が残っています。
優良な建築材となる天然ヒノキは、古来全国のさまざまな木造建築物などに使われてきました。その優良さゆえに各地で伐採が進み、山深い木曽の森にすら、すでに直径1mを越えるような大径木はほとんどありません。
世界的にも貴重な森林生態系である木曽のヒノキの天然林を守り未来につないでいくために、NACS-Jでは2011年から、その保護を求めて林野庁に働きかけを行ってきました。そして2014年、ついに木曽でヒノキの天然林の保護・復元に取り組む、『木曽悠久の森』プロジェクトが始まりました。今回の特集では、ヒノキの天然林の価値と『木曽悠久の森』での新たな挑戦を紹介します。
★活動クローズアップ★
●イヌワシ3ペアが利用する草原での大規模風力発電所建設計画の現状。
●誰もが生物多様性に取り組む社会へ~ロードマップ2020の検討が始まりました。
●12月、長岡市で全国里やま市民活動フォーラムを開催します。
●自然観察指導員講習会テキストが15年ぶりに新しくなりました!
●綾の照葉樹林プロジェクト 10周年記念フォーラムを開催しました。
●夏休み親子自然教室を開催しました!!
●自然しらべ2015 砂浜ビンゴにご参加いただきありがとうございました!
★今日からはじめる自然観察★
じっくり観察 松ぼっくり
コロコロした形がかわいい松ぼっくり。 よく見るのはアカマツやクロマツのもので、秋には樹上で鱗片が開き、 プロペラ型の種子がくるくる回って落ちてきます。 野山や公園で探せば、さまざまな松ぼっくりが見つかります。
第2回 会報「自然保護」表紙フォトコンテスト 結果発表
自然観察指導員シンボルマーク決定
★シリーズ 新・生命の輪★
57:変わるカマエカズラの送粉パートナー
★NEWSハイライト★
●ニホンザルによるライチョウのヒナの捕食が確認される
●放射線量が高い地域で、主幹が欠損したモミの頻度が増加
●玉川上水から生物多様性を考える
★読者の広場
掲示板/お便り/次号予告・新入会員/Nature Navi
★BOOK&PRESENT
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