2015年5・6月号(No.545) 特集:輝け! 自然観察指導員
今月の表紙
サクラマス
★会報フォトコンテスト優秀賞★
撮影・解説 延原 秀幸
毎年6月から8月にかけて、北海道・斜里川上流の「さくらの滝」では、産卵のために遡上するサクラマスが滝越えのジャンプをみせてくれます。失敗してもあきらめることなく何度も何度も繰り返されるサクラマスのジャンプを見ていると、こちらまで元気をもらえる気がします。毎年撮影に行っていますが、気のせいか年々個体数が少なくなっている気がしますので、いつまでもジャンプが見られるようにと願いながらファインダーをのぞいていました。
CONTENTS
★特集★
輝け! 自然観察指導員
1978年から始まったNACS-J自然観察指導員講習会。2015年3月には第500回を迎え、これまでの登録者数は2万8000人になりました。特集では、自然観察指導員の原点を振り返りながら、「自然観察からはじまる自然保護」を胸に各地で活躍する指導員の方々の取り組みや想いを紹介します。
●「自然観察会」を生んだ自然観察指導員講習会
●実践紹介 1:観察会のデータをもとに鎌倉市の緑地保全を支える
●実践紹介2:『楽しい観察会』をきっかけに、保護を考える場をつくる
●データで振り返る講習会500回
●「行動する指導員」の広がり続ける活躍の場
■追悼■
コンサベージョニスト 柴田敏隆
「NACS-Jの社会性」を思想化
★NACS-J活動クローズアップ★
●北陸新幹線問題 環境への影響が大きい計画ルートが変更されることになりました!
●自然しらべ2015 今年のテーマは、「~砂浜で海の自然度チェック~」
●おきなわサンゴ礁ウィークに、ジュゴンのことを知るためのイベントを開催しました。
●尾瀬・至仏山の雪田植生保護対策が、次の段階へと入りました。
●ヤナセ天然スギを守るため、供給計画が廃止されることになりました。
●吉野川、多摩川の河口に、新たな橋を建設する計画が立ち上がっています。
●市民が守る保護地域の世界動向や日本での取り組みについての報告書ができました。
●2015年全国一斉自然かんさつ会「“くんくん”しよう! 初夏の自然」のお誘い
●2015年度の自然観察指導員講習会、東京・福島・千葉で開催が決定しました!
●「自然公園指導員」への推薦希望を募ります。
★今日からはじめる自然保護★
突然増えるアブラムシの秘密
辺野古・大浦湾の海底で新発見!
餌とすみかをめぐる三角関係