誰もが生物多様性に取り組む社会へ~ロードマップ2020の検討が始まりました。
生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)後に生まれた「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)」では、2020年までにあらゆる立場の人・団体が生物多様性の重要性を理解し、自身の行動に組み込むこと(生物多様性の主流化)を通じて、愛知ターゲットの達成に貢献することを目指しています。
NACS-JはUNDB-Jの活動支援窓口を担い、国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J)とともにUNDB-Jの普及事業の一部を運営するなど、これまでも重要な役割を担ってきました。
UNDB-Jでは、2015年を国連10年(2011~2020)の中間年として過去5年を評価しつつ、目標年の2020年までの行程表(ロードマップ)を来年5月に発表する準備をしています。このロードマップづくりには、NACS-JやIUCN-Jなどの積極的な取り組みが期待されています。UNDB-Jのキーアクションとして、日常の暮らしの中で生物多様性を守る取り組みを行う「MY行動宣言」の推進や消費者・小学校への生物多様性教育の普及促進 、IUCN-Jが運営する「にじゅうまるプロジェクト」への登録活動を2020年までに2020集めることなどを提案しました。
誰もが「生物多様性に取り組む社会」を目指すロードマップ。今後もその報告と、会員の皆様への行動参加のご案内をいたします。生物多様性の主流化促進へのご協力をお願いします。
(エコシステムマネジメント室 道家哲平)
▲UNDB-Jを組織するさまざまな立場の委員によって行ったロードマップづくりのためのワークショップ。