仙台で、第1回アジア国立公園会議が開催されました
11月13日~17日、宮城県仙台市で第1回アジア国立公園会議が開催されました<主催:環境省、IUCN(国際自然保護連合)>。経済発展の著しいアジアの課題に対して、経験を共有し、協働して対応策を検討するために開かれたもので、「国立公園がつなぐ(parks connect)」というテーマが掲げられました。
NACS-Jは、会議で『保護地域アトラス』(日本の保護地域と重要な自然地域のギャップ分析した資料集)を保護・研究部の朱宮が発表しました。また、このアトラスでも海洋保護区の課題について指摘しましたが、別途、海洋保護区についてIUCN-Jとサイドイベント(右写真)を共催し、国内外の専門家と議論を行い、会議のまとめであるアジア保護地域憲章へ提案を行いました。
会議では、陸域の保護地域が話題の主でしたが、アジアは世界のサンゴ礁がもっとも発達している地域であり、日本のような島国が多くあります。海の保護は、陸に比べて制度も管理も遅れている分、緊急性が高い話題ともいえます。
*アジア国立公園会議については、近日、詳細をお伝えします。
(保護・研究部 志村智子)