生物多様性を巡る世界の最新動向を調べました。
NACS-Jの国際業務の一環として、世界の自然保護の動向を把握し、世界とのつながりの中で日本の自然保護に役立てる取り組みを行っています。
昨年度は、環境省からの委託で「平成24 年度生物多様性条約主要課題に係る情報収集と調査委託業務」を実施し、報告書を2月に作成しました。
報告書では、COP11で企画運営したサイドイベントのほか、昨年9月に行われた第5回IUCN世界自然保護会議の概要や主要成果などを網羅的にまとめました。気候変動、食糧問題、開発、自然保護や自然資源管理への意思決定への住民参画などの国際的な課題に自然保護からどう貢献するかを考えた、最新のキーワード集もとりまとめ、将来の自然保護の活動を考える際に活かされていきます。
▲世界自然保護会議の様子。
(保全研究部・道家哲平)