「日本における質の高い海洋保護区の推進に向けた提言」(中間報告)の発表 ~海をめぐる社会生態学的危機と沿岸域の将来像~
(公財)日本自然保護協会とUMINEKOサスティナビリティ研究所は、専門家による検討会※を通じて取りまとめた「日本における質の高い海洋保護区の推進に向けた提言」(中間報告)について、公表します。
海の生物多様性は地球規模で劣化し続けていますが、海洋熱波の多発などの海洋環境の変化や開発等の人為的影響によって、日本周辺海域における生物多様性はかつてない危機に直面しています。海の生物多様性の損失は、水産資源の減少を始めとする沿岸域の幅広い産業に悪影響を及ぼし、地域社会の衰退を加速させることが懸念されます。沿岸域の経済・社会・文化を支える基盤である海の生物多様性の保全・回復に向けて、科学的知見と社会的合意に基づいた抜本的な対策の導入が急務です。
本提言では、生物多様性の保全・回復による持続可能な沿岸域の将来像と、そのために必要な質の高い海洋保護区のあり方について提示しています。
- ⽇本における質の⾼い海洋保護区の推進に向けた提⾔(中間報告)本文(PDF/930KB)
- 概要・要約メッセージ(PDF/2.2MB)
日本における質の高い海洋保護区の推進に向けた提言(中間報告)
〜海をめぐる社会生態学的危機及び沿岸域の将来像〜
※質の高い海洋保護区の推進に向けた検討会 有識者委員
2025年5月26日 記者発表会の様子