第519回自然観察指導員講習会・東京都に参加しました!
こんにちは!NACS-Jでインターンをさせて頂いております。東邦大学 理学部 生命圏環境科学科 3年の佐川裕次郎です。
先日、第519回自然観察指導員講習会・東京都に運営側ではなく参加者として参加しました。
なぜ「インターン生なのに「参加者」側なの?」と思われる方がほとんどだと思います。通常、インターンといったら運営側のサポートが一般的だと思いますが、この講習会はNACS-Jと今まで講習会を受けてNACS-Jの自然観察指導員となった方々がスタッフとして運営を行うため、まだ指導員ではなかった私は参加者として運営側と参加者側を見てきました。
実際に参加者となることで常に自分の考え方、価値観への刺激を受け続け、見直す2日間でした。運営側では、自然観察の視点や保護の講義を受けることから始まり、その後、指導員スタッフと一緒に自然観察を行い、最終日には自分自身が自然観察会の企画を立て、開催する。このような順を追って進む「緻密に組まれたスケジュール」によって参加者は無理なく短期間で多くの知識を身に着けられるのだと感じました。更に、日程以外にも指導員スタッフ一人一人が危機管理に気を配り、全体を支えようとする気遣いなどにより参加者が快適に受講してもらうための細かい配慮が常に伝わってきました。私自身もですが、指導員側の配慮を受けた参加者の意識が自然に指導員へ向いていく様子を見て、改めて指導員の「人を引き付ける力」に圧倒されました。
▲森から何を読み取るか
講習会を通して
最大限に五感を使い感じ取り、楽しむこと
自然の仕組みに注目していくこと
人と自然の関わりを考えること 等
今までイメージしていた「種名を知っていないといけない」「専門性が高く知識がないとできない」といった自然観察への” -”な印象がなくなり、「自分でも指導員になれるんだ」「自分ならどう動けるだろうか」「こんな楽しみながら時間を共有できるんだ」といった”+”の印象に変わる参加者のお話を聞くことができ改めてNACS-Jの自然観察指導員講習会の素晴らしさを実際に感じました。
▲感じたことは全体で共有
自然の良さは自然が教えてくれる、指導員はそれを「押し付ける」のではなく「こういう良さもあるのですが、みなさんはどう思いますか?」といった一人一人が持つ異なる価値観を共有し、楽しんでもらうためのサポーターになることだと感じました。
観察会へのイメージを変えたい、自然の見方を知りたい、興味はあるけど参加しにくいと思っていた方ほど参加することを強く推奨します。見かたが変わるので今後どの活動においても応用できる内容になっています。