【自然のちからニュース】NACS-J市民カレッジ シリーズ46「山小屋」 大好評のうちに終了しました!
スイスなどヨーロッパの山岳国と比べても、数多くの山小屋がある日本。明治や大正期に建てられ、厳しい山岳の自然に耐えながら今に残る歴史的な建物も存在します。でも、山小屋の建物の歴史を調べる研究はまだ始まったばかり・・・。
今回のNカレは、信州大学工学部の先生、梅干野成央(ほやのしげお)さんを講師にお招きし、山小屋建築の歴史という、ちょっと異色のテーマでお届けしました。日本の山小屋はそもそもいつごろに建てられたのか?初期の山小屋はどのように建てられたのか?などなど、、盛りだくさんの話題をたくさんの写真や図面を使って、分かりやすくレクチャー。
ヘリコプターのない時代、人力で資材を荷上げした歩荷さんたちの超人ぶり、大量の降雪や雪崩を免れるよう工夫された建物の構造の話など初めて耳にする話題が次々飛び出して、あっという間の90分間。最後に話された「建築も自然との調和・共生が大切」とのメッセージも印象的でした。
皆さんも今度山に登る機会があったら、自然の風景を楽しむのとともに「山小屋」にも目を向けてみませんか? きっと新たな登山の楽しみに出会えることと思います。
なお、今回のNカレは三菱商事株式会社のご協力をいただきました。Nカレはこれからもいろいろなテーマで開催を予定しています。次回もお楽しみに!
※Nカレをはじめ、日本自然保護協会の活動は皆様からの会費やご寄付で支えられています。日本自然保護協会の活動にご支援をよろしくお願いいたします。
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