奄美の海の未来について考えるシンポジウム NACS-J後援で開催しました。
自然保護部・しむらです。
9月24日、奄美市名瀬公民館金久分館で「奄美の海の未来について考えるシンポジウム」が約60名の参加で行われました。主催は、海の生き物を守る会、自然と文化を守る奄美会議です。
海の生き物を守る会代表の向井宏先生と、大津幸夫先生からの主催者あいさつの後、名桜大学の田代豊先生が「赤土汚染問題と対策」をお話されました。
本州でも雨が降れば土が流れ出すことはある。でも赤土汚染ご問題にならないのはなぜかなど、地域による自然の特性などからお話しが始まりました。
続いて、NACS-J安部真理子も講演をさせていただきました。奄美や沖縄の海の特徴であるサンゴ礁のお話しです。サンゴとサンゴ礁の違いや、この夏心配されているサンゴの白化とはどういう現象なのか。そして、奄美、徳之島、沖縄、西表はそれぞれ固有の生き物が暮らす島なのに、その間で大量の土砂を移動させる計画があること、土砂の採取が赤土汚染を引き起こすことが心配されることから、昨年、潜って調査をしてみてきた海中のようすを説明しました。
会場には、若い方や高校生らしい姿もあり、タイトルどおり未来を考える集まりになりました。