「志賀高原ユネスコエコパーク」協議会に出席してきました。
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10月6日~7日に、長野県山ノ内町に出張しました。志賀高原ユネスコエコパーク協議会ワーキンググループに出席するためです。
2014年に拡張登録を果たした志賀高原ユネスコエコパークは、山ノ内町、高山村、嬬恋村、草津町、中之条町が含まれる複合自体によるユネスコエコパークです。みなかみ町と同じ上信越高原国立公園の一部ですが、同国立公園の西側のエリアになります。
じつは拡張申請の際に群馬県側中之条町、草津町の協力が得られていなかったために、核心地域が剥き出しのまま、つまり緩衝地域や移行地域に囲われないまま申請を行い、直前で承認が撤回されそうになるなど、不完全なゾーニングのままになっています。
ユネスコエコパークの登録地域は、自然環境の保全、調査・教育、地域の活性化を推進する計画を策定し実行することが求められます。志賀高原でも、管理運営計画策定と同時に、特に中之条町や国有林と協議してエリア設定を確定する必要があります。ただ、今回の会議では中之条町が出席していなかったため、ゾーニングについては再度話し合いの場を設定する必要があることが確認されました。
複合自治体のため、共通の管理運営計画といってもハードルが高いので、記載項目を明確にして各自治体に既存の総合計画などを参考に記載してもらうことから始めることにしました。
私からはユネスコエコパークという制度の概要説明を行いました。環境省は、国立公園計画の見直し作業に入っていて、新規のエリア設定はそれをまつ必要がありそうです。お互い初めての顔合わせの方も多かったようですが、今後の展開が楽しみです。
翌日は、山ノ内町を案内していただきました。特に、今後モデル地区として活動を予定している須賀川地区を重点的に回りました。多くの町民が住む東地区や西地区のような温泉や果樹栽培もなく、標高が高く雪深いこの地区は「北志賀」と呼ばれ、厳しい生活を強いられてきたようです。
須賀川ソバが有名で、そばがきの「はやそば」は長野県の指定郷土料理にもなっているとのこと。高齢化率4割で典型的な過疎高齢化が進む地区です。
NACS-Jは山ノ内町で志賀高原ユネスコエコパークセミナーを計画していて、11月に1回目を開催し、今年度内に4回開催する予定です。
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志賀高原ユネスコエコパーク協議会ワーキンググループ
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東地区の渋温泉の金具やさん、千と千尋の神隠しの油やのモデルになったとか。
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西側の地区に広がる果樹園
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北側の須賀川地区