逗子市小坪での「砂浜海岸生物調査」の結果がまとまりました
2016年5月7日に開催した「砂浜海岸生物調査」の結果がまとまりました。
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この日のフィールドは、逗子市小坪大崎海岸でした。
まずはじめに、室内でレクチャーを受けてから、砂浜に出発。海岸に到着すると、春の大潮で、潮が引いた海岸の姿に参加者からは驚きの声もあがっていました。
みんなで手分けをしてあちこち探してみると、ヒジキが繁る中でくらしていたウミウシや、砂浜に打ち上げられたいろとりどりの貝殻などたくさんの生き物が見つかりました。そして、今年の自然しらべ「海辺で花しらべ!」として海岸植物もしらべました。
まずは、レクチャー。海の生き物を守る会の向井先生にお話を聞きました。
今年の自然しらべ2016「海辺で花しらべ!」として海岸植物もしらべました。黄色いかわいいツルナが咲いていました。
海岸に到着!春の大潮で、潮が大きく引き、海底が現れていました。茶色く見えるのは、ふだんは海中でゆらめいているヒジキです。
近くにお住まいの方でも、多彩な生き物にびっくり
見つけた生き物たちは記録して、海に戻しました。
湘南海岸といえば、砂浜のイメージを持つ方も多いとは思いますが、じつは海岸近くまで道路や住宅地がひろがり、海岸植物が生育できる場所が残されている海岸はごくわずかです。
ここは、2020年のオリンピック・パラリンピックに関連して開発計画も聞かれる海岸。
現状の自然の状況を把握して記録していくことは、地道だけれど大事な一歩。みんなで注目、見守っていきたいと思います。
(自然保護部・志村智子)