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【解説】絶滅危惧種、レッドリストとは?

2016.05.10
解説

絶滅危惧種、レッドリスト。

誰でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

絶滅危惧種とは、「絶えて滅してしまう」おそれがある生きものの種のことで、レッドリストとは、そういった絶滅のおそれの度合いを測り、一覧にしたものです。

生きものは、その1種類だけでは生きていくことができません。他の種類の生きものと複雑な関係を持ちながら繁栄していて、その様子は「網」にも例えられます。

たとえば1種が絶滅して、その網から抜け落ちても、複雑な網の中では大きな影響は出ないかもしれません。ですが、10種、100種と抜けていくとどうなるでしょうか?

櫛の歯が何本も抜けるともう櫛としてつかえないように、生きものをつなぐ網が壊れてしまい、生きものは存続できないことになってしまいます。

もっと具体的に想像すると、薬を開発するための素材である植物が絶滅することで、新薬の開発ができなくなったり、野菜や果物として食べている植物の実が、ミツバチが絶滅することで食卓に上らなくなったりすることが、挙げられます。

今、地球上では23,000種の生きものが、絶滅のおそれがあるとされています。

日本自然保護協会では、これ以上絶滅する生きものを出さないために、できるところから活動を進めています。

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