「生物多様性の本箱」推薦図書の寄贈でひたち海浜公園沢田遊水地と青森六戸小を訪問しました。
事務局長の鶴田です。
2020年までが国連生物多様性の10年ですが、
日本自然保護協会は、国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)のメンバーとして、生物多様性の普及啓発活動の推進事務局を担い、生物多様性の主流化に貢献しています。
UNDB-Jが推薦する子ども向け図書「生物多様性の本箱」の寄贈プロジェクトでは、寄贈者の募集と寄贈先の推薦を行っています。
「生物多様性の本箱」はこれまで6ヶ所に寄贈が行われ、昨年度は茨城県のひたち海浜公園沢田遊水地ネイチャーハウスさんと青森県六戸小学校さんに100冊の推薦図書と絵本棚が贈られました(寄贈者:経団連自然保護協議会)
4月17日には沢田遊水ネイチャーハウス、4月27日に六戸小学校を訪問し、寄贈式を行いました。
ひたち海浜公園の沢田遊水地では、遊水地のパークボランティアの皆さんが湿地の希少な動植物の保全活動を行っておられ、毎週末には遊水地のガイドツアーをされています。
ネイチャーハウスに展示された「生物多様性の本箱」は誰でも閲覧ができる開架式で展示されており、ガイドツアー参加者が観察してきた生き物を調べたり、子どもたちが絵本や図鑑を見ながら学べる場として活用いただいています。
パークボランティアにはNACS-Jの会員や自然観察指導員の方々も参加されており、遊水地の豊かな自然とともに環境の多様性や生き物の多様性について来場者にお話される機会が増えそうです。
六戸小学校では、青森県自然観察指導員連絡会「ウォッチング青森」の小関さん田中さんとともに訪問し、全校児童のみなさんに、生きものと人の暮らしのつながりについてお話をさせていただき、寄贈式ではさっそく、図書委員の5・6年生からそれぞれお気に入りの本の紹介をいただきました。
5時間目には1年生42人に読み聞かせのお時間をいただき、3人より、生きものの暮らし方や生きもの目線で世界を見ると?など、自然をどんな風に見たら新たな発見ができるか、などのお話をしました。
これからも、絵本や図書を通じて、子どもたちへの自然の見方や人の暮らしとのかかわりをお話する機会を、会員・指導員のみなさまと一緒に増やして行きたいと思います。
UNDB-Jの「生物多様性の本箱」の寄贈活動について詳しくは…