自然観察指導員シンボルマーク募集 審査結果発表!
自然観察指導員講習会は今年、開催500回を迎えました。
これを記念し、自然観察指導員と自然観察会がこれからの時代でさらに存在感を発揮するため、自然観察指導員の新たなシンボルマークを今年の5月から7月末まで募集しました(指導員の方対象)。
その結果、70もの作品が届きました。どの作品にも思いが詰まっていて、自然保護や観察会、そして自然観察指導員の活動を大切にしている気持ちが伝わって来ました。改めて、日本の自然保護や日本自然保護協会はそういった皆様に支えられているのだと実感しました。
応募していただいた皆様、考えて頂いた皆様、本当にありがとうございました。
結果発表
☆最優秀賞(1名)☆
再名生ゆかりさん作「わくわく虹色ルーペ」
審査委員会で、「ハート型が自然保護も連想させる」、「観察という意味がわかりやすいルーペに様々な要素を組み合わせていて素敵」、「愛らしく、人に見せたくなる」という好評が挙がり、最優秀賞に選ばれました。
日本自然保護協会としては、ワクワク楽しみながら自然を好きになり、自然を大切に思う自然保護の仲間がたくさん芽生えるよう、この新しいマークをたずさえ、指導員の皆さまと共に、すすんでいきたいと思っています。
今後はポスターやパンフレットの他、名札や腕章、タペストリー等指導員関連のあらゆるものにこのマークを取り入れる予定ですので、こうご期待ください!
☆新マークに文字デザインも入れて完成させた新シンボルマークは>>>こちら
______________最優秀賞受賞者インタビュー_____________
最優秀に選ばれた再名生ゆかりさんにインタビューをしました。「一番好きな自然は虹のかかった滝、その一瞬に出会えた嬉しさ!」という表情は生き生きされていました。
Q. 指導員として、どんな活動をしていますか?
指導員登録は1992年で、群馬県の旧鹿沢自然観察ボランティアの会に所属し、年間を通して観察会をお手伝いしていました。
参加者の方とは「教える」のではなく「一緒に観る」という姿勢で、植物や土、生きもの、空などあらゆる自然を観察していました。
足元で目立たない“土柱”を発見した時の「こんなところに、こんなおもしろいものがあったのか!」という参加者の方の驚きと喜びは特に印象的です。
Q. 作品のコンセプトは?
知識ゼロで受講した講習会がとても楽しく、そこから自然保護に興味がでてきたことを思い出し、まずは観察を通して自然を好きになってもらえたら、という想いで「何だか楽しい☆から始まる自然保護」をイメージしました。
これからもっと広がる「ふたば」に、観察会を連想する「ルーペ」を合わせ、「ハート」でわくわく感、「葉」で大地、「レンズの水色」で海、「虹」で空や明るい未来を、ルーペの留め具の「種」はそんな未来をつくる子どもや指導員自身を表現しました。
未来の子どもたちも、美しい地球・自然の中で、楽しく過ごしてくれるといいな、という想いを込めて明るい色で仕上げました。このマークが指導員の方々と共に、楽しく、どこまでも広がっていくといいな、と思っています。
________________________________________
☆佳作(3名)☆
佳作の作品について、審査委員会で挙がった意見をの一部をご紹介します。
●山田さんの作品:「人間が見ているのではなく親子の生きものが人間を観察しているというコンセプトが斬新!」
●松永さんの作品:「一筆書きのデザインが円になって地球のようにも見えて素敵!」
●中里さんの作品:「水の要素があるし、ダイナミックだ!」
受賞はされなかったものの、他にも思いの詰まった作品をたくさん頂戴しました。同じ「自然観察指導員」というテーマですが、ここまで多様な捉え方、表現方法があるのかと驚かされます。
他の作品で公開可能としていただいた方の作品は こちら でご紹介しています!