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2015年9・10月号(No.547) 特集:辺野古・大浦湾 生きものたちの物語

2015.08.28
書籍・発行物



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今月の表紙 

フォトコンテスト優秀賞

オンブバッタ


撮影・解説    猪原 樹

公園を歩いているとオンブバッタの食事風景に出会ったので、それを真下から撮影してみました。小さな口を動かして器用に葉を食べる姿がよく見えて、本当に可愛らしかったです。私は生きものが好きでずっと撮影を続けていますが、ただ姿そのものを撮影するだけでなく、このような生きものとしての生命力が感じられる情景を撮影することも、自然の美しさや尊さを伝えていくためには欠かせないことだなとあらためて感じました。

 

 

CONTENTS


 

 

No547-tokusyu.jpg ★特集★

辺野古・大浦湾

生きものたちの物語

 

さまざまな環境がそろった宝箱

米軍基地移設に伴う埋め立て問題で揺れる沖縄県名護市の辺野古・大浦湾。沖縄島中部の東海岸に位置する大浦湾は、世界の生物多様性のホットスポットのひとつとされる日本周辺海域の中でも極めて生物多様性の高い場所です。この海域からは262種の絶滅危惧種を含む5334種もの生物が記録され、新種や、国内ではここでしか見つかっていない生物も数多く生息しています。

この生物多様性の高さを生み出しているのは、辺野古・大浦湾一帯の自然がこれまで大きな開発の影響を受けず残されてきたこと、そして、豊かなサンゴ礁があるだけでなくマングローブや干潟、浅瀬の海草藻場、砂泥質の海底など、多様な環境が隣り合って存在していることです。環境の多様性が、生物の多様性を生み出しているのです。辺野古・大浦湾の海は、開発などで失われてきた沖縄の海の豊かさを今も私たちに教えてくれる、かけがえのない自然環境です。

NACS-Jは、この豊かな海を守るために10年以上調査や提言活動を行ってきました。今回の特集では、これまでの調査で見えてきた辺野古・大浦湾の豊かさや生きものたちの姿を紹介するとともに、埋め立ての問題点と、これからの海の自然保護を考えます。
★こちらの特集は、NACS-JのWEBマガジンサイト「しぜんもん」で500円のご寄付でPDF全13ページが、ダウンロードいただけます。
【寄付アイテム】辺野古・大浦湾 生きものたちの物語
https://nacsj.net/store/products/detail.php?product_id=102

No547-closeup.jpg ★NACS-J

活動クローズアップ★

 

沖縄と奄美の自然破壊について再考を求める要望書を出しました。

自然保護の立場から、安全保障関連法案に反対する緊急声明を発表しました。

●ネオニコチノイド農薬問題に関するシンポジウムを開催します。

大型猛禽類生息地保全に配慮し、国有林を利用したバイオマス発電のしくみを立案中です。

「持続可能な社会と自然エネルギー研究会報告書」が完成しました。

シンポジウム「ラムサール条約湿地の守り方」を開催します。

「\さぁ、自然を感じる毎日へ/わぉ! わぉ! 生物多様性プロジェクト」始動!

自然観察指導員講習会を東京、福島、熊本、千葉、大阪で開催します。

五感で観よう!  ネイチュア・フィーリング研修会・茨城のお誘い。

全国で里やま調査の研修会・交流会を開催します!

指導員フォローアップ研修会「地域の自然を理解して観察会のコツを学ぶ」開催しました。

 

No547-kyokarahajimeru.jpg ★今日からはじめる自然観察★

頭のとがったバッタ

1種類じゃないの?

 

 

 

 

 

No547-seimeinowa.jpg ★シリーズ 新・生命の輪★

居候先に合わせて進化するイソウロウグモ

 

 

★NEWSハイライト★

●ウグイスのさえずり ハワイでは「ホーホピッ」
●魚類の絶滅危惧種が日本一多い浦内川で渇水時の取水計画・西表
●小笠原兄島のカタツムリ激減 来年にも6種のうち5種が絶滅!?

★読者の広場

掲示板/お便り/次号予告・新入会員/Nature Navi

★BOOK&PRESENT

会報『自然保護』は、NACS-J会員に隔月でお届けしています。 top_entry_on.gif 最新号のみご希望の場合、1500円(送料込み)でお買い求めいただけます。お申し込み・お問い合わせは、お問い合わせフォームまたはNACS-J管理部(TEL:03-3553-4101) まで。

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